第18話そんな方法もあるんですね

「分かったからそんなに近寄らないでよ」


バベルとサティヤの距離は肩と肩が当たりそうなくらい近い


「むぅ」


サティヤは頬っぺをふくらませ更に近寄ってくる


「ちょサティヤ」


「何よ」


「何怒ってるの」


「怒ってないそれより何話してたの」


バベルはもう椅子から降りもう1つある椅子の方に移動しながら


「次は何しようかサナと話してたの よいしょ」


バベルは移動し終え椅子に座る


サティヤは不満があるが話が進まないと思い何もしなかった


「へぇ~で何するのサナちゃん」


<次は融合魔法です>


「「融合魔法?」」


<違う属性どうしを×と生まれる魔法の事です>


「えっ?サティヤはどうするの?」


「私雷魔法しかできない」


<今言ったのはマスターの練習です。サティヤさんは雷魔法のLV上げてください>


「そうなんだ」


「よかった」


サティヤはホッとした


<でも今のマスターではできません。魔法LVを7にしないとできないのでマスターもLV上げですね>


「またかよ」


<魔物を狩っていくと勝手に上がりますよスキル成長もありますし>


「そうか」


「じゃこれからも魔物をいっぱい倒すって事?」


<そうなりますねサティヤさん>


「じゃ明日から魔物狩りを重点的にやるか」


「やった~」


「サティヤそろそろ帰らないと」


「あっほんとだ」


外を見ると夕日が沈みかけていた


「送るよサティヤ」


「ありがとう」


サティヤを送ったあと家に帰るとカレナとディムが帰っていた。




翌日




「おはよう母さん」


「おはようバベル」


「あれ今日父さんは?」


「ディムならもう行ったよ」


「えっ!早何かあったの」


「今日雨が降るかもしれないって言ってすぐさま出ていったよ」


「そうなんだ今日雨降るのか」


バベルは今日魔物狩りができなくて落ち込む


「今日サティヤちゃんに会えなくて落ち込んでるの?」


(何言ってんの母さん)


「違うけど」


「なんだ違うのか」


声色や表情で違うのが分かったのかニヤニヤしていた顔が元に戻った


ボソッ「はぁ暇だな水魔法のLV上げやっとこかな」


「ん?なんか言ったバベル」


「何も言ってないよ」


「そう」


今日は雨が降って魔物狩りに行けなかった




「ねぇねぇ昨日は魔物狩り行けなかったから今日はたくさん倒そうねバベル」


「そうだね」


今二人は森の浅いところにいる


「早速いた」


小鬼が2体いた


「バベルお願い」


「どうしたのサティヤ」


「あの小鬼に私に倒させて」


「いいけど」


「やったお礼にいいもの見せてあげる見ててね」


「う、うん」


サティヤは事前に用意していた水を2体の小鬼にかけて指を指した


「雷魔法静電気」


ビリ ビリビリ


サティヤの指から小鬼にむかって真っ直ぐに静電気が飛んでいく


「ギギギギギギプシュー」


「見た見た」


サティヤは指からでた静電気で2体の小鬼にを倒した


「えっ!ーーー」


「今のね昨日雨降って暇だなと思って雷魔法の練習してたら周りにあった水溜まりがビリビリし始めてもしかしたらと思ったのすごいでしょ」


サティヤは自慢げに話した


「すごいぞサティヤこれ範囲攻撃できるぞ」


「そ、そうよね」


すごい勢いでバベルが近づき肩を揺らしてきてビックリしたサティヤは少し引いてしまった


「そういや雷魔法LV上がってたよな」


「うん上がってた」


「Lv2の魔法は何?」


<それはエレキボールです>


サナが答えた


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