第15話母さん父さんごめんなさい
「昨日はあまり寝れなかったふぁー」
バベルは欠伸をしながら寝室を出た
「おはよう母さん、父さん」
今日は珍しくバベルより早く起きたディムがリビングにいた
「バベルおはよう」
「バベル今日は遅かったな」
「そう?」
「朝ご飯できたよバベルディム」
カレナがそう言うとバベルとディムは即座に椅子に座り次々とテーブルの上にご飯が並びカレナが座った
パン
「「「いただきます」」」
もぐもぐ
「そうだ1週間後に収穫祭が始まることになった」
「あら今年は早いのね」
「そうなの」
「あぁ毎年天気が悪くて少し遅れるが今年はまだ天気が1回も悪くなってないからな」
「へぇーそうなんだ」
「そうね今日も雲一つ無い良い天気だわ」
バベルは話を聞きながら箸を進める
「ごちそうさまでした」
バベルはカレナに食器を渡した
「毎日ありがとうね」
「これぐらいへっちゃらだよ」
「さすがバベル」
カレナは食器を洗い終わり
「バベル弁当テーブルに置いとくね」
カレナはそう言い収穫祭の手伝いをしに行った
「一時までなにしようか」
バベルは家にあった本を読んだ
「バベル居る?」
「サティヤどうしたの」
「早く行こうよ」
「もう行くの?」
「うん、楽しみでしょうがないの」
「実は僕もそうなんだ、でもさすがに早いなもう少したったら行こう」
「うん分かった。それでバベル何読んでるの」
「あぁこれか家にあった本だ」
「そうなんだ」
「サティヤ戦闘をスムーズにするために自分たちのスキルで何ができるか教えあおう」
「分かった」
二人はスキルで何ができるかを話しあった
<マスターそろそろ頃合いかと>
「そうかサティヤ、準備しよ」
「うん」
「包丁は何処だ~」
バベルは悪い子を探すように探した
「水筒も持っていこ、バベル何処にあるの」
「そこの棚に入ってる」
サティヤとバベルは準備を整え
「そろそろ行くか」
「いこー」
バベルとサティヤは外に出て林に向かった
「サナここら辺に魔物いる?」
<もう少し奥に居ます>
「でもバベルここから先は言っちゃダメって言われた場所だよ」
「あぁそうだな行くか」
「行くの?」
「当たりまえだろ。準備もしたし大丈夫だ」
「そうだね」
「でも父さんと母さんに謝っとこサティヤ」
「うん」
「「父さん母さんごめんなさい」」
「よしで先に行くか」
「行くかー」
<マスターあそこに居ます>
バベルとサティヤは今森の浅いところにいる
「本当だ」
「何あの魔物」
<マスター鑑定をして図鑑で調べてください>
――――――――――
種族 小鬼ゴブリン
年齢 1歳
level3
力 20
魔力 10/10
体力 20/20
スタミナ 20/20
防力 5
器用 5
すばやさ 10
精神力 20
運 0
スキル
なし
―――――――――――
種族 小鬼
額に一つの角があり肌色が緑の小さな鬼。小鬼は臆病で敵を見つけたら仲間を呼ぶ。人間界では雑魚扱いされている
「あいつは小鬼らしい。これがあいつのステータスと図鑑で調べた事だ」
バベルはステータスと図鑑で検索した情報を紙に書いきサティヤに渡した。
「サティヤあいつを一撃で倒すぞ」
「分かった」
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