interval 涙も多いけど、わたしは元気です
第119話 これまでも、そしてこれからも…
こんにちは。松木渚珠です。
ここまでのお話をいつもご一緒してくださった皆さまには本当にありがとうございます。
ここまでは、わたしがアクアリアに自分の居場所を求めておっかなびっくりにやってきたのを、凪紗ちゃん、弥咲ちゃん、奏空ちゃんに温かく支えてもらいながら、最後のメンバーである美桜ちゃんと出会ってひとつのチームとして出来上がるまでを軸に、いくつものエピソードを思い出しながら書いてきました。
でもそれにしてはまだ見習いの頃からちょっと大きな事件も多すぎた気もするんですけれどね……。
きっと、わたしの両親は、わたしがALICEポートにいつか呼ばれることを知っていて、アルテミスでの生活よりアクアリアで生きていけるように育ててくれたのだと、今になって感じています。もしそうだったとしても、
でも、凪紗ちゃんはわたしが見習い中なんてことを思わせないようにお仕事を一緒に助けてくれたし、弥咲ちゃんも奏空ちゃんもそうだったから、こうして認めてもらえるようになったわたしがいます。
今のALICEポートにいるみんなの気持ちは同じで、このメンバーが誰も欠けちゃいけない。自分たち五人で少しずつ大人になっていくんだという気持ちです。
これから先のお話は、こうして出来上がったALICEポートのチームに新しい別のチームが協力隊として加わっていくための様子から書いています。また、美桜ちゃんや奏空ちゃんが考えている、今のALICEポートから次へ進むための変化などもご紹介する予定です。
これまでも、そしてこれからも基本は同じ。美桜ちゃんが初めてお試しで来てくれた瞬間に「ここがいい」と感じてくれたように、わたしも今の場所とメンバーが一番だから、一人一人の意見は大切にしていきたい。そして、自分のお仕事に誇りを持って次の世代に渡していくことができたなら……。という思いを持って過ごしています。
そう、今のメンバーは200年の時を超えて集まった奇跡の結晶なのだから。これをずっと大切にしていきたい。
これまで以上にいろいろな場所に出かけていったり、ものを作ってみたり、時には荒っぽい事もやっちゃうかもしれないけれど、それはみんな自分たちの場所としてのALICEポートをこれからも守っていきたいと思っているから。
これからも少しずつ成長していると言われるように頑張っていきます。
どうぞ、いつでもALICEポートに来て、この時代ではなかなか出来ない海辺で遊んだりの経験や、満天の星空や水平線まで見渡せる景色や自然の風に当たることを経験していってくださいね。
わたしたちはいつでも大歓迎です。
それでは、そろそろ次のステージに入っていくことにしましょうか。
どうぞこれからもわたしたちを見守ってくださると嬉しいです。
西暦2351年
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