第6話

「なるほど、よく分からない事がよく分かったわ」


「んまぁ、現実味がないからそうなるよね、ゲームみたいだけど」


「確かに、けど真実はいつもひとつ!」


「うるせぇよ、馬鹿野郎。また花音に怒られたいのか?」


んぐっ…それはダメ怖いから。。


「すんません、しばらく喋らないで静かにしてます…だからチクんないで…」


「ん、よろしい」


チッ、確かにうるさくした俺が悪いけど得意気にない胸張りやがって…


「オイ。お前今ない胸張りやがってとか思ってんじゃないだろうな」


「!!!」


思わずびっくりするが、両手でバッテンを作って高速首振りをする。


「ふーん、あっそ。」


まるで汚物を見るような眼差しで俺を見てくる入中にちょっとゾクッとする、、、性的な意味じゃないからな。


「まぁ、アホは放っておいてさー、どうする?」


どうするとは?


「無難にジャンケンでしょー」


なにが??


「だよな〜、取り敢えず皆んな集めて決めるか」


なにを???


「おーい、日本人集合〜」


日常生活で使わないセリフ第19位くらいになりそうなワードだな…専門用語抜いて


「よし、皆んな集まったので順番を決めようか」


順番?あー、もしかしなくても今からあれに突っ込むわけね


「俺最初行くわ〜」


「まじ?小畑勇気あるね、私は最初なんか絶対嫌なんだけど、何があるかわかんないし」


「え、そうか?俺くそ楽しみなんだけど」


いや〜、俺も楽しみだけどさすがに1番目は嫌だな、あと最後も。クラスリレーの1番目とかアンカーならまだしも


「まぁまぁ、いいんじゃない?他にも最初行きたい人はいないわけだから決定で…2番目はどうする?行きたい人もしくはジャンケンで決めちゃおうか?」


ん〜、俺2番目行っちゃおうかな〜最初と最後じゃなければなんだっていいし。


「あ、小畑のを見てから決めるってどうよ?」


「あ〜、それ良いかも。」


「うん、そうしよっか」


俺が喋る前に小畑を見守る会が成立してしまった、、別にいいけど


「という事だから、小畑行ってら」


「おー、行ってくるわ」


「小畑…俺達はお前の事を一生忘れないよ」


「やめろ!俺が死ぬみたいじゃんか!」


「え?違うの?」


「違うわばか!」


「さよーならー、また逢える日まで、不安と〜」


「いや、ここでGReeee〇の‪遥〇歌うなよ」


「呼んだ?」


「呼んでねぇ!」


「いつまでコントやってんのよ、小畑早く行ってよ」


「いや、コイツらのせいだろ…」


「うるさい!さっさと行け!」


「…うす」


解せぬといった顔をしてトボトボ歩く小畑…ドンマイ

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