第2話
「ご説明ありがとうございます、それでここにいるのは自分だけですか?」
郁達も近くにいたし多分一緒だと思うんだけど部屋見渡しても俺しかいないんだよな〜
「はい、他の方は目が覚めてますので別室にて待機してもらっています、瀬戸様が最後でございます。今から案内致しますので着いてきてください。詳しい話は全員が揃った時にしますので。」
「分かりました」
ん〜俺が最後か、注目されちゃうやつじゃん、いやん。。。
にしてもあのメイドさん…ツバキさんだっけ?落ち着いてたし事故で召喚された訳じゃなくて意図的だよな…って事はあれか?この世界を救ってください的なやつかな?
「着きました、中へお入りください。」
いや、扉デカすぎ、ザ・ファンタジーの世界やん。
「はーい、ありがとうございます。」
まぁ、なんにせよ話を聞かない限りなんもわかんねぇわな〜
「よ〜っす、待たせてわるいな」
扉がでかけりゃ部屋も広いわな…何畳あるんだろう?というか学校の体育館並に広くね?一番奥にファンタジー作品出よく見る玉座あるじゃん…
「やっときたか…」
「遅いんですけど〜?」
「1番最後だったから罰金100万円な〜」
いやいや、罰金100万って今時の小学生でも言わないだろ…つーか小畑お前社会人なんだから100万稼ぐのがどれだけ大変かわかってるだろうよい。まぁ、そんな事は置いといて皆落ち着いてるな?意外。
「だーかーらーわるいって言ってんじゃん?とりあえず詳しい話とやらを聞こうぜ」
ご都合主義入りまーす☆
はい、お話を聞いた結果この世界を救ってくださいでした。たったそれだけの事なのに長々と説明しないでくれよ、そんなのは校長だけで充分だよ。あの小太りな
「近い将来この世界が危ないから女神様の助言で俺たちを召喚したってことは分かったけど…俺達は元の世界に帰れるのか?」
そうだよね、そこ大事。よくぞ聞いてくれた晴貴。
「そんな事はしらん。」
ですよね〜、こういう場合は目的達成したら女神様が帰してくれるとかのパターンかな?
「はぁ?ふざけんな!俺達からしたらお前らの言う女神は誘拐計画犯でお前らは実行犯みたいなもんだぞ!その上に帰れないとかこの世界に拉致監禁じゃねえか!」
ん、確かに一理ある…どころかそのまんまだけど
「まぁまぁ、落ち着けよ晴貴、コイツに聞いても意味ないのは分かったから直接その女神様とやらに聞かないと…という事でその女神とやらと話させてくれよ」
「それは出来ん」
「なんでやねん」
おっと、関西弁になってしまった
「それは女神様から助言が来るだけでこちらからコンタクトは取れないからだ」
「ふーん、随分と身勝手な女神様なことで」
「身勝手ですみませんね」
…え?脳内に直接??
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