我々は宇宙人だ。仲良くしたい。
バブみ道日丿宮組
お題:ラストは惑星 制限時間:15分
『地球人は、餌として宇宙人に作られた』
そう発表したのはAメリカ。
『エリア102には地球人を監督する宇宙人がいて、我々を見てる』とのこと。
発表した国にが国なので、世間はざわついた。
大国。地球の五割を占める国だ。
発表後は、宇宙人を出せと騒ぎが起こる。
それは我が国N本でも同じで、日夜テレビ番組で討論が行われた。
『なぜ人間は作られたのか』『いつ食べられてるのか』『原因不明の誘拐は宇宙人の仕業?』
話題はつきない。
私はといえば、きっと宇宙人としかいえない政府の闇があるんじゃないかと思った。
個人的に餌はないと思う。
人間は食肉として向いてない。
そういうことをする族はいるにはいるらしいが、一般的じゃない。
人間は人間を食べないーーそれが当たり前のルール。だからこそ、人間は殺してはいけないと幼い頃から教育づけられる。
つまりは、都合の悪くなった人間を殺すというのが餌というわけじゃないだろうか。
発表された餌というのが、パレード中に暗殺された政治家だったり、総理大臣だったりする。
食べてる映像は流れてないし、当時そんな話題はでなかった。
今更宇宙人のせいにするのはおかしいだろう。
だが、不思議な点はある。
Aメリカは、ある時を境に月へいくことをやめた。
そして映像は捏造という都市伝説さえも流れた。
宇宙から見た地球というのはライブ配信されてるが、月はない。
そうなると、月になにか見せたくないものがあるという仮説が生まれる。
それもまた都市伝説だ。
庶民には調べようがない。
宇宙に行くことはできないし、エリア102に足を踏み入れることもできない。
Aメリカの言いたいことを言わせるだけしか、私たちにはできない。
可能なことがあるとすれば、最近発表された火星探索メンバーに申し込むというくらいだろうか。
コールドスリープをして、長い距離を移動するわけだが、火星に宇宙人がいるかもしれない。
私はもちろん申し込んだ。
そのために、英語の勉強をより一層励んだ。
成績だけはいい。だが、それだけでメンバーに選ばれるということはないだろう。
おそらく何万人という地球人が応募をする。
面接は全員とするらしいので、書類で落ちることはない。
それまでに私は、可能な限り技術を取得する。
それがたとえ、異種族での性行為であろうともーー。
我々は宇宙人だ。仲良くしたい。 バブみ道日丿宮組 @hinomiyariri
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
関連小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます