第99話
さっきの建物よりも小さい
建物の中を歩いているらしく
すぐに本棚の前にたどりついた。
「ん?もしかして」
見たことある。
これは、間違いない。
ドアノブのある隠し扉。
朽葉と行った廃墟に近いビルではないか。
「ちぃ、どうしたの?そんなに興奮気味で」
「ちょっと朽葉さんに話さないと」
「何を話すの?もしこのビデオの内容にヒントがあったとしても
ちゃんと内容を決めないと
話すときに困る羽目になるよ」
「ごめん、ありがとう。
どんなこと話せばいいかわかんない
のに気付いたよ」
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