珊瑚姫の伝説

@naraoka

第1話 失われた宝物

 僕のお爺ちゃんはいつでも忙しい。お爺ちゃんの家は郊外の住宅街にある。玄関の脇にあるサボテンの植木鉢の下に鍵が隠してあった。僕がお爺ちゃんの家を訪れるとそこには誰もいなかった。いつから留守にしているのだろう。電気も水道も止めているのだろう、スイッチを押しても照明は点かなかった。

 お爺ちゃんがいつから留守にしているのか全く知らなかったけれど、昨日受け取った手紙で旅に出ていることを知った。

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