第9話 クラスメイト
今朝は、自転車置き場で彩也香さんと会うことができた。
「あやちゃんおはよう」
僕がそう話しかけると、一瞬戸惑っていたが、彩也香さんは昨日のことを思い出したので僕に「さやちゃんおはよう」と僕に挨拶をしてくれた。
教室に入ると、何人かのクラスメイトが「鎖弥嘉君、私たち鎖弥嘉君のこと応援するね」と言ってもらえた。
また、昼食時は屋上に行ったが、昼ご飯を食べて彩也香さんと少し話すと、早めに教室に帰った。
クラスメイトはみんな優しかったので、僕のことを馬鹿にすることはなく、むしろ僕を応援してくれた。特に何人かの女子は僕にかわいくなる方法をいろいろ教えてくれた。
「鎖弥嘉君、鎖弥嘉君は女の子になりたいの?」
「僕は女の子になりたいのではなくて、男の子としてかわいくなりたいと思っているよ。だから、女装したいとも思わないよ」
「そうなんだ。でも、かわいくなるには清潔感が大事だよ」
休み時間になるたびに女の子たちは僕のように寄ってきて僕にかわいくなる方法を教えてくれた。
授業が終わると、僕に男の子たちもかわいいって言ってくれた。
自転車置き場に向かう時もみんなにかわいいと言われた。
そして家に帰ると、今日は楽しい一日だったと思った。
明日は人生初めてのデートなので今日は早めに寝た。
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