第6話 美容室
朝起きると、すぐに今日の予定を作った。
宿題などは午前中に終わらせ、午後から美容室に行くことにした。
予定通り午前中に宿題を終わらせると、僕はどのような髪型にするのか考えた。
結局昼食を食べた後も15分ほど考えていたが、特にこれといった髪型を見つけることはできなかった。
仕方がないので、まずは美容室に行くことにした。いつもは理容室を利用しているので、今日はとても緊張した。
しかし、美容室に入ってみるとイメージは一変した。僕は中の受付機で発券して、しばらく待っていた。
すると、僕より少し年上の男性の人に僕の番号を呼ばれた。
「お願いします」
僕はそう言って、店員さんのほうについていった。
「こちらの席にお座りください」
店員さんの指示通りに席に座ると、僕はまだ髪型は決まっていなかったので、そのことを伝えた。
「すみません、まだ髪型は決まっていなくて」
「それなら、僕と一緒に考えましょう。結構このようなお客様はいらっしゃらるので、全然気にしないでください」
「はい」
「抽象的でいいので、どのような感じにしたいのか教えてください」
「かわいい感じの髪型にしてほしいです。あと、高校生なので校則に引っ掛かりずらい髪型にしてください」
こんな感じで、5分ほど話すと、僕が可愛くなれどうな髪型を見つけることができた。
「今僕が言った感じで切っちゃっても大丈夫ですか?」
「お願いします」
僕がそういうと、店員さんはお会計のことについて話し始めた。
「うちの店では、このタイミングで代金をお支払いいただいてもらいます」
「ちなみにいくらですか?」
「今回の場合だと5800円になります」
「僕は1000円札と5000円札を店員さんに渡した」
店員さんはそのお金を金庫に入れ、お釣りの200円を持ってきた。
「おつりは200円となります」
そして店員さんは髪を切り始めた。
髪を切っている間はたくさん店員さんと雑談をした。
そして40分ほどで終了した。
「本日はありがとうございました」
「ありがとうございました」
店から出て写真をSNS上にあげると、みんなから「かわいい」というコメントが多数きた。
僕は正直うれしかった。
家に帰ると、ラインのアイコンも変更した。
すると、「かわいい」というコメントが多数寄せられた。
髪型が変わったおかげで今日は気持ちよく眠ることができた。
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