PAGE3 堀の境
夕方。仕事疲れの顔をしながらサラリーマンが帰路に着く駅周り。そんな中にのっぺりと立つショッピングモール。そのうちの一つの地下一階に私が務めるカフェはある。ある夕暮れが綺麗な夜にその男は訪ねてきた。
「…岡部マスターはいますか?」
いきなり訪ねて来た彼は名を霧崎と言った。フード付きパーカーにジーパン。年齢は18~23といったところか。
「えと、お名前をお伺いしても…。」
その時、事務室から一人の男性。左目はなぜか海賊の船長がしてそうな眼帯。白のワイシャツに黒のズボン。私と同じ店用の黒エプロンをしている。腰には何のものかわからないカギをジャラジャラつけている。見た目は高校生だがこれでも今年で三十路だ。
「常葉、お客さんかナ?…あぁ、霧崎君カ。」
「マスター、モノは?」
そう、彼こそが、この店のマスター、岡部瀬名(おかべ せな)だ。そして便乗して私の紹介。
名前は常葉加奈(ときわ かな)。岡部マスターの助手兼ウェイターだ。歳は…20代前半とだけ言っておいてあげる。さて話を戻そう。
「まぁまぁ霧崎君。落ち着きたまエ。僕はアレを売るような悪徳業者じゃないからネ。」
そういうと岡部マスターは霧崎に淹れたてコーヒーを出して事務室に一度下がっていった。売れるようなもの…?
「あの、霧崎さん、でしたっけ。あなたはマスターt…んあっ⁈」
話している途中に物音がして振り返った瞬間、私は驚いた。マスターが持ってきたモノは…。
我ながらよく改良したものだ。そう思いながら預かっていた三種類の武器を霧崎に手渡す。
一つ目。リボルバー式拳銃。霧崎がつけた名前は「SUJKT(スタックJAPAN TYPE PRO)」というらしい。名前の由来は知らない。弾倉は10+1弾。銃身は少し長めになっている。弾種は通常弾だけでなく様々なものを使えるらしい。最初霧崎が持ってきたときには対戦車徹甲弾(戦車の装甲を貫通させるための弾。普通は対戦車自走砲に多い弾種)が入っていて驚いたものだ。
二つ目。自動小銃。名前は「klati bull」。弾倉は18+2弾。銃身の前左部分に一発予備弾倉を霧崎独特の改造で追加してある。
三つ目。玉霊刀。日本刀によく用いられている玉鋼を使用していたのだが、霧崎本人は刀を研ぐことは苦手らしく、持ってきたときには刃こぼれがひどかった。
「ありがとう。おぉ…すげえよくなってる…。」
と霧崎が感嘆の声を漏らす。
「昔を思い出しましてネ…手入れをしているこっちも楽しかったですヨ。」
「え、岡部さんなんか過去にあったんですか?」
「そこは秘密で。」
そういうと霧崎は疑るような顔でこちらを見たが、聞き出せないと判断したのか諦めたようだ。
「まぁ、良いです。行ってきますね。」
「ご武運ヲ。」
そういうと彼は店から出て行った。
右腰にSUJKT。左太もものホルスターにklati bull。そして念のため右肩後ろから左腰にかけて玉霊刀を服の中に通す。
万事屋霧崎店に帰ってきた俺は愛用していた武器を定位置に装着している。すると宮下が部屋に入ってきた。
「店長、今回の任務は昨日話していた内容から変化はなしで大丈夫ですか?」
「あぁ、俺一人で片づけるさ。」
今回の任務はある世界の女王の暗殺となっている。その女王が支配する国は近年悪天候に見舞われており、作物が全く取れなくなっているそうだ。しかしそれでも女王は国民から無理に税を巻き上げ、国民を苦しめているらしい。
「ところで店長、なんで戦車を使わないんです?」
「まずあの世界の国には戦車がない。いわば俺らがいた世界で言うところの1700~1850年代のヨーロッパみたいなもんだ。時代の時間軸、技術に誤差が生じてしまう。そしてもう一つ。依頼者の国民からはあくまで暗殺との依頼だ。あんなでか物で突入したら目立ちまくるだろ。」
「なるほど…あ、ちなみに今日の朝ごはん、あたしが作った奴残さず食べました?」
「?あ、あぁ、おいしくいただいたが?」
すると宮下は笑顔で「よかったぁ」と呟いた。
「なぜだ?」
「ほら、店長この前食品に混ぜて食べさせるだけで、食べた人の健康状況と居場所が分かるサプリ開発しましたよね?」
「…ま、まさか」
「朝食に入れさせていただきました!これで今回の任務中、店長に何かあったらすぐに駆け付けることができますよ。」
「そんな心配しなくても良いのに…。」
俺が気付かない間にそんなものを混入させるとは…末恐ろしい助手だ。
今回の任務を果たす世界は女王が住んでいる宮廷は国の真ん中に高々と建っており、その宮廷の周り、つまり国民が住むところは土地はほぼ沼地状態、作物はとても育てられる状況ではなかった。なんでも、二年くらいずっと雨天で晴れるのは、一週間に一日くらいなんだとか。
依頼者の家に着くころにはすっかり日が暮れていた。家の扉を叩くとしばらくして、猫背の老人が顔を覗かせた。彼が今回の依頼者だ。
「…宮廷の地下水路の図面です。侵入はしやすいかと。」
差し出された図面の紙を受け取ると、老人は恨めしそうな声で呟いた。
「あの理不尽な女王はぁ、必ず殺してくれ…国民の代表としてのお願いだぁ…」
「分かりました。」
そう言い立ち去ろうとする。すると、老人は俺の腕をつかみ聞いてきた。
「…お前さん、まだ若いだろうに…。人を殺めることに躊躇というのはないのかね?」
「…僕はすでに自分の両親をこの手で殺しています。それに…
人殺しだろうと盗みだろうと、依頼者に託された任務は何だろうとこなす。それが万事屋という仕事ですから。
宮廷内への道のりはさほど険しくはなかった。(ところどころ這っていかねば通れない水路なんかはあったが。)水路から地上に繋がる蓋をこじ開けて周りに監視がいないか確認して素早く出る。
「すげぇ…。」
這い出たそこは、花が沢山咲き、しっかり管理されている庭園だった。しばらく眺めながら呟く。
「持ち主が殺されるなんてこの花たちは思っちゃいないんだろうな。」
自分の任務を思い出し壁に張り付くように窓に近づく。中では舞踏会が行われていた。人数としては30~40人といったところか。その中でひときわ派手で、化粧がしっかりされている女性がいた。
「聞いた特徴と照合するとあれが女王か…さっさと片づけちまおう。」
そう思い窓越しに女王の頭に狙いを定めた瞬間、背後で空気を斬る音がした。慌てて首を振り避ける。すると一瞬前に頭があったそこを剣がすり抜けて壁に刺さった。ゆっくり振り返ると、そこには一見一般人女性だが、耳が尖っている色白の剣士がいた。
「…エルフ、か…?」
宮廷は私が守る。怪しきは斬る。それが私の主義である。
この宮廷の警備長兼剣士の私、スタニカ・アズーラは今晩も庭の警備をしていた。というのは今晩は女王のお知り合いの貴族が宮廷にいらして舞踏会をしているのだ。誰一人として邪魔を入れるわけにはいかない。数か月前までは欲にまみれた国民が税の制度に対して文句を言い反乱を起こして問題になっていたが所詮は一般人。武器はせいぜい鎌や料理用包丁。向こうに負けるわけがない。国民の二割ほどが殺され、反乱は鎮圧された。もう誰も邪魔をしないし少し警備の手を緩めるか…そう考えながら庭を静かに歩いていたその矢先だった。なんと舞踏会が開かれているホールの窓際に誰かが張り付いていたのだ。いったいどこのクセモノかそう考えながら静かに歩みよる。もうあと三歩でぶつかるというところで私は剣を抜いた。そして、斬りかかった。
「っ⁈」
しかし、彼は次の瞬間、振り向きざまに避けた。
有り得なかった。彼は確かに背を向け部屋の中の王女様に集中していたはずなのだ。
体制を立て直す。
「貴様、一体何者だ。」
「…答える義務などない。」
「答えぬのなら斬る。」
「万事屋霧崎静火、以上!」
そういうと彼はいきなり窓ガラスに向かって突進して王女様を狙いに行ってしまった。
「ちょ、おま、待て貴様っ!」
あんなエルフを相手にする暇はない。さっさと任務を終わらせて逃げるに限る。そう考えた俺はエルフに背を向け窓ガラスに突進した、が。
「させるかぁっ!」
エルフが背後からタックルしてきたせいで思いっきり窓ガラスにぶち当たり破片で顔の一部を切りながら中に突っ込んだ。中にいる一同がこちらを観てくる。慌てて立ち上がろうとすると間違えてカーテンに足をひっかけ、また転んでしまった。
カトリーヌ・メウシャス。それが王女になる私に授けられた名前だった。正直もっとカッコ良い名前が欲しかった私だが、それ以外は私の人生は何もかも上手くいっていた。2年前までは。
2年前から何の風の吹き回しかは知らないがこの国は雨が続き始めた。すると、国民が騒ぎ始めた。『作物が取れないから税を減らせ。』と。最初は私が王女である事に反感を持つ者のみの反抗だった。しかし月が経つにつれ、国民が一丸となり私に文句を言い始めた。しかし私はそんな罠にはハマらない。現になんだかんだ税はしっかり収められているし私の畑や庭園に不調はない。そして1年前、大規模な反乱が起きた。魔物と人間が共存するこの世界。反乱に国民と手を組み加担する魔物がやはり出た。しかし、そんな時に私や兵と一緒に戦ってくれたのがエルフのアズーラだった。彼女が12歳の時、たまたま私が拾い、育てたエルフだ。そのアズーラが今目の前で男と戯れている…。(ように見える)
「アズーラ…。そーいう歳なのは分かるわ。でも自分の部屋でなさい。」
「女王様?!」
その時、アズーラと絡んでいた男がいきなりこちらに銃を向けた。そこで私はようやく理解した。
「…あぁ、貴方もあの猿共に洗脳されているのね。」
「…猿、だと?」
「えぇ、この城の周りの庶民にどうせ邪魔だし縛られるのヤダから殺してくれとか頼まれたんでしょう?」
「お前…自分が何を言ってるのか分かって」
女王に近づこうとした瞬間、エルフの剣士が行く手を阻む。
「女王様に近づくなら私を倒してからにしてください。」
「…良いだろう。」
俺はエルフに合わせゆっくり銃を抜く。
次の瞬間、こちらから仕掛けた。
「やっぱり心配…。」
店長が依頼に出ていってから1時間。私は心配でならなかった。ここんとこ店長は銃器や剣は扱っていなかったから、使いこなして依頼をこなせるか心配だったのだ。その時、異変は起きた。
店長に朝食で仕込んだ体調管理アプリの状況把握タブレットが異音通知を発したのだ。
「…出血多量?!」
「…やはり来るとは思っていましたヨ。」
慌てて助言を貰うために向かった岡部のカフェ。彼は待っていたかのようにカウンターごしに足を組んで座っていた。
「店長に…何かがあった。」
「それで…貴方はどうしたいのですカ?」
岡部がゆっくり眼帯を取る。すると真っ赤に染まった眼球があらわになる。
「…久しぶりに戦場の血が疼きだしましたヨ。」
1度岡部と共に店に戻り出撃準備をする。
「で、何で突撃しまス?」
「……。」
ガレージの端にある車を見やる。
「SUBARU impreza GC8…。」
「ほう…私はあれ運転できませんy」
「いえ、私が運転するわ。」
「…?!」
「あとはここにある戦車を全て向こうの町民に使わせる。」
「待ってください、それって反乱になるのでハ?!」
溢れ出そうな感情を抑え笑顔を作り、言い放つ。
「私を助けてくれて、ここに居場所を作ってくれたあの人を取り戻せるなら私は何だってやる。」
「じゃあ行くわよ!」
町民に戦車を与え、簡単に扱い方を教え込む。その数ざっと30両。一応第二次世界大戦で使われた車両しかないが、充分だろう。中には自分らで魔族の魔法を戦車に仕込む器用な人までいた。
「重装甲部隊、壁になりつつ城門まで軽戦車部隊をカバーしなさい。私は突破された城門を突き抜けて内部に侵入する!」
「さて、と。」
GC8の運転席に乗り込むと隣で岡部が心配そうな目で見つめてくる。私はそんな岡部に言う。
「大丈夫、私なら行けるから。今だけでも信じて。」
「う、あ…。」
背中に痛みを感じる。完全に剣術の練習不足だ。しかも背中を刺されるとは。なかなかあのエルフ強い。ここで俺は終わるのだろうか。
段々と薄れゆく意識の中、突如、爆発音が耳に聞こえた。そしてたくさんの足音、機械音…………………機械音………?!僕の意識はそこで途切れてしまった。
「宮下さっん!こ、こんな車じゃ、やっぱりこんなオフロード、無茶っ、ですヨ!」
「喋ってっと舌噛むわよ!」
「ひぇぇっ…。」
メーター読み80km超え。普通の舗装道路なら遅いかもしれないが、ここは舗装さえされてない泥炭地。そう、まるでスラムのような…。さすがは世界ラリー選手権優勝車両だ。
「岡部、無線パス。」
「は、はい。」
岡部から各車両に繋がる無線を受け取る。
「総員、撃てぇ!」
各車両から砲弾が発射される。たまに砲弾が逸れていたりするが大半は木製の城門に当たり、粉々に城門を砕く。そして中が露わになった瞬間城から兵士が出てくる。
「よし、戦闘開始!」
そして岡部にライフルを渡す。
「さて、道作りは任せたわよ戦闘狂マスター!」
室内にまで響く轟音。今まで全く聞いた事のない音ばかり。
「偵察兵!一体何をやっていらっしゃるのかしら?あんな庶民ごときさっさと追い払いなさい!」
隣でアズーラが苛立ちながら兵士に言う。そこへ情報伝達兵が飛び込んできた。
「女王様!前線より伝達!市民が鋼鉄のイノシシとおぼしき生き物に乗り城へ進軍中との事!」
「はぁ?!鋼鉄のイノシシなんて寝ぼけてないで!そんなのさっさと大砲で仕留めてしまいなs」
「それが…砲弾が貫通しないとのことです!」
いきなり入ってきた異常な情報に頭が混乱する。鋼鉄のイノシシ?城に備えられている大砲より強い?聞いたことも見た事もない。あの庶民共は一体何を作り出したのだ…?
「ところで女王様、こちらの少年の遺体は…。と言うかまだ息はかすかながらあるようですが…。」
「あぁ、燃やしてしまいなさい。」
言い放った瞬間、何か物理的に衝撃を受けた。
GC8で屋内への入口(木製)をぶち破り、中へ突入。するとそこには王女らしき人に伝達兵2名、剣を持ったエルフ、そして倒れているのは…
「店長!」
咄嗟に車から降りて駆け寄ろうとする。すると伝達兵が塞ごうとよってくる。しかし
「甘いですヨ。」
車からゆっくり降りながら岡部が頭を撃ち抜いた。
「お待ちなさい。」
ただし一筋縄ではいかない。剣を構えながらエルフが立ち塞がる。
「私を倒してかr」
「鬱陶しいわ!」
面倒くさそうなのでガレージからパクってあったロケットランチャーをエルフの足元に放つ。
爆風でエルフは吹き飛び、伸びてしまった。
状況を飲み込めず唖然とする王女の脇をすり抜け、霧崎に駆け寄る。脈拍が低い。
「これは…まずい。」
宮下というこの女…ホントに何者なのか分からない。車は運転できるし、ロケットランチャーを躊躇なく操るし…。そんな事を考えながら王女に近づく。すると彼女はハッとした顔でこっちを見てから、キッと睨みつけた。
「あ、貴方達も下々の猿にそそのかされてこんな事を…。」
「猿?私はここに来るまで毛むくじゃらの哺乳類は見ませんでしたヨ。それに猿が戦車を操る訳ないでしょウ?」
「っ…。」
黙る王女に淡々と述べる。
「国の様子や国民の意見も聞かずにひたすら税を収めさせる。あんたの方が私欲のままにしか動けぬ猿に見えますがネ。」
言った瞬間に王女の腕を掴み外に引っ張る。宮下の視線や王女の抵抗など知らない。自分で、怒りをあらわにしている事が認識できる。昔の力は衰えていない。そう感じながら国を見渡せる場所へ王女を引きずっていって見せつけた。
「な、なによこれ…沼地じゃない…。」
「年中通して天候悪かったらこうもなる。それをものともせず無理やり税を収めさせた貴方、どう思いまス?自分デ…。」
「…。」
「気分お高く留まって民をもろ上から目線で…。国の状況もお構い無し。国民が殺るなと言われても私が殺りたくなりますネ。」
崩れ落ちている王女の頭に銃口を突きつける。
「お願い!これからはちゃんと国民の提案や意見を取り入れ、納税も軽く…。」
「人間その場しのぎならなんとでも言えるんですヨ。」
手刀で王女の首の後ろ筋を叩く。すると王女は白目を向き失神した。
目が覚める。黒い雲がなぜか見える。
「う、あ…。」
ゆっくり体を起こすと、周りには手当を受けている人や自分と同様寝袋に寝っ転がっている人がいた。
「霧崎!起きたの?!」
声がする方を向くと宮下が走りよってきていた。
「な、なんでお前…。」
事のあらましを説明される。なんやかんや宮下の過保護が役に立ったという事らしい。
「なぁんか助けられちまったな…。」
「そーいえばね、この国ね、これがよく見つかるから名産にするように提案したの!これで国は儲かるはず…。国民も税に困らないはず!」
そういい、宮下が出したのは…。
「レンコンかぁ!」
僕らのところで言うレンコンだった。確かに沼地が育てるのに適していたがこの世界にもあったとは…。よく周りを見るとレンコンの煮物を食事として食べている患者もちらほらいる。
「…助かったよ。宮下、ありがとう…。」
「…王女には、改心するよう言いましたし、もう大丈夫でしょウ…。」
「岡部まで居たのか。」
「彼女に呼ばれたら来るしかないでしょウ?」
「…帰るか。」
そう笑い合い、国民に手を振り帰ろうとしたその時だった。
「…待たれ!」
背後から声がかかった。振り返ると頭に包帯を巻いた例のエルフがいた。エルフは杖をつきながらもしっかりとした足取りで宮下の前に来た。
「そなた、名前はなんと言う…?」
「…宮下紗南、よ。」
「みやした、さな、か…。」
彼女はふっと笑った。
「聞きなれない名前に見慣れぬ武器…。しかし、そなたが私を倒したのは事実…。ぜひ、私を仲間にしてくれぬか?」
「ん~…じゃあさ。」
宮下は少し悩むとにっこり笑い言った。
「私が呼び出したらすぐに駆けつけてくれる?その時以外はこの世界の民の面倒を見ること!」
~PAGE3 fin~
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