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「出たぁ!パラライズ10%」
『くぅ?』
弓作りを開始してから3日目の深夜、とうとう目的の追加効果が付与された弓が完成する。
「やったね、目標より2%高いし……麻痺より先に毒10%とか出てくるし……たまに良品質のほうが先に出るようになるし……後は、エンチャントするだけ」
『寝ろぉ』
3徹で少しテンションがおかしくなっているダレンにクゥがツッコミをいれる。
「ええ~これからエンチャント祭が……」
『マスター。一段落したらぁ?』
じとーとした目でダレンを睨み付けるクゥ、端からみても威圧感などは無いがダレンには効果的だったようだ。
「……はい、寝ます」
★
「さて、弓にパラライズのエンチャント施すか」
『寝起き直ぐに!?』
「そのための睡眠だろ?」
『多分違うぅ』
「まぁ、エンチャントはかけ直せるし、サクサク終わらせようか」
『そうだねぇ』
「と、その前にステータスチェックだったな。忘れるとこだったわ」
『重要だよねぇ!?』
「なんか、モノづくりしてるとステータスとか気にしなくならない?」
『ならないぃ!!』
普通に死活問題であるが、ダレンは気にした風でなく、ステータス画面を開いていった。
ダレン
レベル 8
ジョブ ダルケミスト(錬金職聖)
料理 18/50
錬金術 22/99
鍛冶 10/99
SP 24
「おお、料理も一段レベルキャップクリアされてるんだ」
『そこぉ?』
普通の熟練度は30までで一端、レベルキャップがあり、一定の条件をクリアしないとそれ以上、上がらないのだが、上級の生産職に就いたため、ダレンは幾つかのレベルキャップを外している状態になっていた。
もっとも、普通なら初日に気付いてもいいいものだが……
「後は、エンチャントだな、副産物も一緒に」
『えぇ……』
こうして、ダレンの生産活動
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