ライトノベルってこれからどうなるの?の感想
先日、カクヨム公式Discordの正式オープンの記念に、カクヨムの公式Discord上で角川のライトノベル/新文芸編集部の局長とカクヨム編集長のトークイベント『ライトノベルってこれからどうなるの?』が行われていました。
オンラインなのでDiscordのアカウントさえあればどこにいても(カクヨム会員じゃなくても)聞けるイベントだったのですが、ちょうど自分は外出中で移動中だったので全部を聞く事は出来なかったのですが、スマホで聞きながら移動しておりました。
約一時間半のトークでしたが、詳しい内容が知りたい方は、Discord上でトーク内容をまとている有志の方がいるので、そちらを参照されると良いと思います。
読んだ感じ、実際には具体的タイトルが出てた作品のタイトルを(おそらく気を利かせてる)伏せているのもいくつかありますが、うまく纏められてるなと言う感じで、アーカイブが残っていないトークの書き起こしなのにちゃんと内容が纏められてるなと思いました。
実際には入れ替わりもありつつ常時300人くらいの方が聞いていて、自分と同じ一般の方だけでなく、前にプロットコンテスト主催されてた編集の方とか業界の方と思われるお名前もちらほらと見受けらました。
内容は編集目線で色々語ってもらえていて、かなりためになる感じでした。
とはいえ、結局の所、次に何が流行るか先の事はわからないし、それがわかれば苦労はしないと言う一言が全てを物語っていた気はします。
じゃあ何もないかと言うとそんな事はなく、なるほどなと思う事もありました。
編集者目線で色々語られていたので、なるほど編集の方はこう捉えるのかと面白かったです。
例えばタイトルは書籍では一文字も間違えるわけにはいかないので、長すぎるタイトルにはそこに弊害が……とか。
あと、トークイベントでははっきりと『ライトノベル』と『WEB小説』とを分けて語られていたのが印象でした。
カクヨムのエッセイでは割とWEB小説とライトノベルを一緒に語っている方が多いと言うか殆どの方がそうな気がするし、分けてもライトノベルとなろう系(異世界転生テンプレ系)と言う分け方になってる事が多いと思います。
WEB小説は、作者が更新の仕方まで含めてプロデュースすしていてそして読者も本文だけでなくて、ランキングシステムだったり作者のプロデュースの仕組み自体を楽しんでいる。
だけど書籍ではその部分は削ぎ落とされてしまって、WEB小説から書籍になる際にうまく行ってないというのはなるほどなでした。
もっと言うとトークイベントでは小説の中での区切りというよりは、エンタメ業界で『ライトノベル』と『その他のエンタメ』で分けて考えてる感じを受けました。
これもカクヨム内の創作論エッセイではよくあるハードカバー文芸とライトノベル(WEB小説)でよく比較されるのはそもそも意味がなく、WEB小説が戦うべき相手はむしろ世の中のエンタメ全編であり、大量にインフレしているエンタメ業界の中でWEB小説は次に何をするのかが重要なのでは無いか語られていた様に受け取りました。
そう言えば局長がどこかで『書く人』と『編む人』と言う言葉を使われていたと思うのですが、編集者の事を編む人って表現するのは粋な感じがしますね。
『WEB小説を読んだ日記』的な、スコッパーがキュレーションする様な物がもっとあっても良いとも言われていた覚えがあります。
実際確かにあるけどそういえばカクヨムの創作論とエッセイであまり見かけない気がします。
実際、やってる方は見かけるので少なからずいるのですが、確かにあまり見かけない気がします。
この辺り狙い目なのかもしれませんね。
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