アバター ウェイ・オブ・ウォーター
前作を復習したので続編を観てきました。
映画『アバター ウェイ・オブ・ウォーター』
※ラストまでのネタバレをしますので、未見の方は是非読む前に映画館に行ってまずは本作を観る事をお勧めします。3時間12分ありますが。
さて、前作では主人公が異世界転生した所で終わっていたのですが、今作は異世界転生した後の話になります。
一幕目、続編として物凄くワクワクする作りです。
主人公がパンドラという異世界で結婚して子供が産まれて、仲間もいます。
そこに、かつての敵である地球の軍隊が再びやってきます。
クローンとして蘇ったかつての敵、大佐が今度は主人公と同様に転生して襲ってきます。対抗する主人公側はゲリラ戦で対抗するも、結局は逃げる事になり、新たなる舞台に旅立つのです。
二幕目、異世界ファンタジーとして凄いです。
主人公一家が逃げて訪れた新たな世界は海の上にある部族でした。
ロードオブザリングのVFXでお馴染みのWETAが作るCGがもう意味分からなないレベルに凄いです。
トゥルクンと言う、鯨とイルカとマナティとシャチを合わせた様な海洋生物や、古代のクビナガリュウに似た魚やでかいトビウオなどの描写がとにかく凄くて、架空の動物なのにまるで本当にいるかの様に感じられます。
この為だけに何年もかけてWETAが作り込んできたCGを堪能するだけでも元が取れた気分です。
前作でシガニーウィーバーが演じたグレースというキャラクターのアバターから産まれた子、キリと言うキャラクターが今作の新キャラクターで出てきています。
グレースの父親が誰なのかは明かされていなくて、まるで聖母マリアの処女懐胎を思わせられます。
しかも、そのグレースから産まれてきた子であるキリを演じてるのもグレースを演じたシガニーウィーバー。
キリは他のナヴィと違うので揶揄われますが、明らかに他のキャラクターとは違う特殊能力を持っている描写が何度もあります。
おそらく、この星パンドラの意思と繋がっているのではないかとおもいます。
三幕目、さすがキャメロン監督のアクション描写です。
キャメロン監督の海洋生物愛が凄いのと同時に、密猟者への怒りも凄いです。
トゥルクン漁の描写がやたらと緻密で残酷ですが、彼らの最期もまたやたらと緻密で残酷に描かれていて、海洋生物を乱獲する奴らはこうしてやりたいと言う監督の思いを感じます。
そして主人公と敵との最後の対決へと向かいます。
この辺りは、さすがターミネーターやエイリアン、のジェームズキャメロン監督と言った感じの見事なアクションシーンです。
もう地球とか関係なくなって、大佐と伍長の一騎打ちです。
そして、まだ終わりません。
そう、アバター ウェイ・オブ・ウォーターの上映時間は3時間12分もあるのです。
まさかの四幕目で、急にタイタニックが始まります。
さすがタイタニックを作ったジェームズ・キャメロン監督です。
盛り盛りです。
ここでなんと、今まで主人公は迷惑ばっかりかけてた問題児だと思ってた次男、そして群れからやっかいもの扱いされていたはぐれトゥルクンに命を助けられます。
さらに、他の子と違うと僻んでいたキリが、母親を救うのです。
こう言うところの脚本の細やかさこそ、ジェームズキャメロン監督です。
タイタニックでも、映画の最初に出てくる最初にお婆さんの部屋をよく見てみると、ローズの写真がたくさん飾ってあったのですが、それらは全て、ラストでローズとジャックが生きて変えてたら二人であれをやりたいこれをやりたいと言っていた事を全部一人でやっていた事を物語る写真でした。
一度最後まで見終わった後で最初を見返さないと気が付かない様なシーンですが、こう言う細かい所にこだわりが感じられるのがキャメロン監督の映画なのです。
アバターも細かく前作と繋がっていて、更にこの先五作目まで予定がある様です。
馬鹿みたいに制作費が大き過ぎて、普通に売れただけでは元が取れない上に、あまり興行収入が振るわなかったら3で終わると監督はインタビューで答えているそうなので、何とか続けて貰いたいところです。
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