角川武蔵野文学賞の短編公開


近況ノートには既に書きましたが、第3回角川武蔵野文学賞の短編を公開しました。


タイトルは「薄物語すすきものがたり

角川武蔵野文学賞は武蔵野を舞台にした小説……と言うお題なのですが、そもそも自分にとって武蔵野って聞いてぱっと思いつくのが、岩井俊二監督、松たか子さん主演の短編映画、四月物語でした。


いざ書こうと思って色々調べてみたら、ここもあそこも武蔵野だったのか、とわかって想像の幅は広がったのですが、やはり最初に思いついた四月物語にあやかって、タイトルは○◯物語にしたいなと思っていました。


東京物語は小津安二郎の映画だし、阿良々木君のシリーズにも被らないように……と考えると、なかなか難しいのですが、取り敢えず十月なので神無月物語あたりが良いかなと仮タイトルにしていました。


そして主人公の名前を考えた時に、武蔵野→葦の野原かな→葦見海は既に拙作の主人公にいる→ススキ野原かな→良し主人公の名前は茅野かやのすすきにしよう→タイトルも薄物語で良いかも……となりました。


意外とありそうだと思って検索してみたけど無かったので、このタイトルで行こうと思いました。


最近では長いタイトルの小説も気にならないですが、たまに短いタイトルを付けると良いですね。


劇中のむらじ先輩の名前は、別の小説を書いていた時に登場キャラクターの名前として考えていたけど使われなかった名前で、良いタイミングで出せたかなと思って気に入っています。

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