カクヨムコン8の応募要項

第8回カクヨムWeb小説コンテストの応募要項が発表されました。


毎年この時期なのでそろそろかなと思っていましたが、今年もちゃんと開催してくれるようで。


昨年の結果を見ていて思ったのは、中間の読者審査を通過できるのはジャンル毎の上位約100〜200作品ですが、ジャンルによって参加作品数が極端に違う為、参加数の分母が少ないジャンルを狙った方が相対的には入りやすいのでは?……と思いました。


一番人気の異世界ファンタジーは圧倒的なまでに参加数が多いので、相当数の評価をもらっても週間ランキング100位以内にすら入れない状況です。


とは言え、それは通常のランキングでも同じ事ではあるので、12/1に大きくランキングの変動が起きるその乱気流に乗って一気に異世界ファンタジーの上位に躍り出たい作者さんには年一のチャンスですね。


自分もどうせなら異世界ファンタジーで華々しく散りたいと思って、今回は異世界ファンタジーで行ってみようかなとずっと考えていたのですが、内容を固め切れません。


ライトノベルならぬライトノワールと言う感じで、ダークヒーロー的な内容にしようと思っていたのですが、なんかしっくり来ないのです。


かと言って普通の異世界ファンタジーを書いても埋もれるだけなので、難しい所です。



昨年の結果を分析した時は、分母の少ないホラーのジャンルが狙いやすいのではと書きましたが、今年もなぜか昨年同様、ホラーだけ他の過疎ジャンルと一緒にされず独立してジャンルがあります。


……やはり、異世界ファンタジーはやめてホラーを狙うのも良いかもしれません。



個人的に心霊系とかスプラッタ的なホラーはあまり好きではなく、スクリームみたいなミステリーに近い形式の方が好きなので、そう言うのなら書けそうな気がしてきました。


ただ一つ問題があります。


自分は深夜に書く事も多いので、夜中にホラー書いてたら寝れなくなりそうなのです。


……知らねえよって言われそうな問題ですが。



なぜかホラー部門にだけ「期待しているテーマ・構成要素」がある所に、みんなもっとホラー書いてねと言う運営さんの意志を感じます。


問題は募集要項の所に「現実世界をベースにした」とあるので、この辺りのリアリティラインをどの程度にするのかは、編集部審査の時に重要かもしれません。


前回の大賞受賞作も和風クトゥルフな作風でしたし、選評でもバラエティに富んでいるのは良いみたいな感じだったので、明らかに読者票狙いの異世界物で取ってつけたようなホラー要素とかはダメだぞ……と言う事かも知れません。


前回大賞の出なかったキャラクター文芸部門が無くなって、女性向けのライト文芸とその他全部のエンタメ総合に別れたのでちょっと分かりやすくはなった様な気がします。


大手なのに分かりにくいと思われてた部分をちゃんと改善してくれる所は流石です。


昨年、ミステリや歴史、SFは異世界ファンタジー、現代ファンタジー、キャラクター文芸に分散してそれぞれ散っていたのですが、今年はエンタメ総合部門で良さそうです。



そう言えば過去のカクヨムコンの受賞作どんなかなと見ていた時に、第6回の大賞を受賞した『酔っぱらい盗賊、奴隷の少女を買う』の作者さんのインタビューを読んだら影響を受けた作家が火浦功先生と書かれてあって、マジかとなりました。


自分も書いてて行き詰まった時に、そう言えば火浦功先生だって街が巨大なコンビーフに襲われる小説書いてたな……と思い出して大丈夫だ頑張ろうとなっていました。


異世界ファンタジーで書籍化する人は自分とは違う世界かと思っていましたが、大賞を撮った方が火浦功先生のファンだったら、自分もまだまだ行けるかもとなんか思いました。

しかも、今年はカクヨムの作家さんはプロ文部門があるので、そちらに行ってもらえるのはありがたいです。

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