番外編【これまでの“奇妙な薬たち”】
・絶対成仏の塗り薬
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塗り薬。
・落ち武者狩り除けの塗り薬
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塗り薬。戦で負けて落ち武者となった武士を近隣の村の者たちが行う「落ち武者狩り」から身を守るために使う。手や首など衣服に隠れないところに塗ることで落ち武者を狩ろうとする者たちを寄せ付けなくする。
(注意)
水などで洗い落とさない限り、効果は持続してしまう。
・眠れる獅子の筋力増強剤
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粉薬。内なる自分を解放して一騎当千の力を得ることができる薬。水と一緒に服用すること。
・岩崩し
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粉薬。肩がひどく凝った際に飲む薬。寝る前に水と一緒に服用すると、翌朝には如何なる肩の凝りも無くなっている。
(注意)
肩の凝りに悩まされていた期間が長く、凝りの程度がひどいほど、肩が楽になった際の反動が大きい。通常は喜びのあまり数日間気分が高揚した状態となるが、効果が著しく感じてしまう場合は極度の解放感と爽快感によって気付かないうちに自身を過労で亡くなるまで作業に没頭してしまうことが稀にある。
・晩酌・水の如し
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液体の薬。お酒が飲めない方や苦手な方が飲めるようになるために使う薬。水と一緒に服用すると、お酒の口当たり、香りそして味わいをそのまま感じられるまま、喉を通り過ぎるとお酒がただの水となる。
(注意)
この薬を服用したとしても“ほろ酔い”の状態となるため、昼間からお酒が飲めるというわけではない。ただし、泥酔や昏睡といった状態に陥ることはないが、もとはお酒で喉を通り過ぎて水となった物が胃や小腸、膀胱に溜まると「水酔い」という状態となる。「水酔い」になると、二日酔いのような頭痛と吐き気を感じるようになる。対処方法は、尿として水となったお酒を排出することである。
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液体の薬。五穀豊穣・財宝充足の女神であらせられる『
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塗り薬。亡くなられた方の顔に少しずつ塗ることで白い煙が立ち上り、やがてまとまって人の形になる。これにより、天に召された故人と対話ができるようになる。
・天界への初乗り
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粉薬。事前に水と一緒に服用することで、最期のときを迎えた際に亡くなられたご家族のもとへ必ずお連れしてくれる。
・朝露の泉
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液体の薬。目や肌といった身体のなかでひどく乾燥に悩む部分に1滴ほど垂らすと泉のように潤うことができる。
・所得倍増の牢獄
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液体の薬。『朝露の泉』で与えられた潤いをさらに倍増して肌から決して逃さないと言われるほどの凄まじい保湿の役割を果たす薬。基本的には『朝露の泉』との組合せで使用されるが、単体で使った場合、それまでに身体の表面にあった水分を増幅させることもできる。
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粉薬。死後の国である黄泉の国の煮炊き(
(注意)
本当は粉薬として水と一緒に飲むべきところだが、黄泉の国での水は
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