第50話 マナー
扉が叩れる音を聞いて俺は扉を開けた。扉の前にはメイドがいた。
『レオ様、お食事の用意ができました』
『わかった今出る』
俺はファインに向き
『ファイン、いくぞ、食事だ』
『わかったわ』
俺たちはメイドに案内され、木の扉の前に行く。メイドは扉を開ける。
部屋には蝋燭、椅子が二つ、テーブルの上には結露した氷のない水の入ったコップといくつかの料理だけがあった。
メイドが口を開く。
『レオ様席にお座りください』
俺とファインはそれぞれ椅子に座る。
メイドは扉を閉めて消えていった。
『ファイン食べよう』
俺はフォークとナイフを使い食べ始める。ファインは手でソースのかかった黒い鳥のステーキを鷲掴みして食べ始めた。
『ファイン、フォークの使い方わからないのか?』
『ん?ええ、その金属の武器の使い方はわからないわ』
『そうか、後で部屋に戻ったら教えよう。』
俺とファインはそれぞれの食べ方で料理を食べた。
俺たちは食事もし終わる。
『レオいきましょ』
『ファイン、待て』
俺はファインのそばまで行く。俺は机に置いてあるナプキンでファインの口についたソースを拭き取る。
拭き終えて、ナプキンはきちんと畳んで机に置いた。
俺たちはメイドに部屋までまた案内され戻る。部屋には潰れたダンゴムシがいる、蟻がその周りに群がっていた。
俺は盗んだフォークとナイフをポケットから取り出して。
『ファイン、フォークとナイフの使い方を教えよう。』
『え?本当?ありがとう、わかったわ』
俺はファインにテーブルマナーなどを教える。
『よし、ファインこうすれば間接的に喧嘩を売れるからな、まあ、これぐらいでいいか。』
『わかったわレオ、これで完璧ね』
俺とファインは食事で眠くなり、マナーを教え込んだあとはすぐに寝た。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます