第44話 パーティー
俺たちは豪華な扉の前に立つ。
俺を案内した男は扉の前にいた男と話した。
扉が開く。
俺たちの目の前に巨大なホールが広がった。
壁の所々に美術品が、天井には巨大なシャンデリア、巨大な大きな窓が見え、そこから一つの月と山で半分隠れた月が見えた。
ホールの至る所に人がいた。
冒険者らしき者、貴族らしき者、普通の街の者などいろいろいた。
皆それぞれの階級ごとの集団になって話している。
会場が暗転する。
ステージの一角にライトが照らされて明るくなり、ステージに立っていた者が露わになる。
そこには黒い服を着た見覚えのある男が立っていた。
皆さん今夜はパーティーのお誘いのに乗ってくださいましてありがとございます。このパーティーに集まった人たちは我々の発明、販売をした従属化魔法の』
ファインは男の発言にこの前の出来事を思い出したらしく。その場で倒れそうになる。
俺はファインを急いで支える。周りの目がこちらに向いた。
俺は慌てて
『ご心配なく。』
それを聞き皆ステージに向き直す。
『という事です。今夜は祝いましょう!』
男はいい終わりグラスを高く上げる。
『乾杯』
皆がグラスを上げて言った。
俺たちはスタッフに高そうなワインの入ったグラスを貰う。ファインは俺の腕にしがみついている。
後ろから声がした。
『やあ、君は冒険者かい?』
俺は後ろを向く
そこには背中に剣を背負った男がいた。
『ああ、』
男は笑いながら言う。
『そうか、お前のこれで一段と強くなるな。』
『え、あそうだな。』
『そういやお前さんえらい美人をつれてるな、』
男はファインの赤い髪を撫でる。
『ヒャ!』
ファインは驚き少し叫ぶ。
すぐに俺を盾に触ってきた男から隠れる。
男は隠れたファインを見ようと首を伸ばして。
『おっとこれはすまない。珍しいな』
男は怯えているファインを見て、
『今日は諦めるか』
俺たちのところから離れた。
俺たちの近くに今度はおっさんが話しかけてきた。
『やあ、レオ様、貴方も成功祝いに呼ばれたんですか?私もなんですよ。』
『ああ。』
『いやー3日か2日以来ですよ』
『そうだな、フォントさん、おっと名前を覚えてくださっていたのですか、ありがとございます。そういえば今回は二十数組が初回だそうですよ。』
『そうか、』
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