第32話 確立


観客は歓声を上げていた。


俺はファインの具合が悪いのをみかねて。


ファインと共に闘技場を出る。


やはり闘技場はいい思いはしない。


俺は宿に向け歩き出す、


戻る帰り道ファインは俺にしがみついて歩いた。




宿に戻る。


部屋に入ってもファインは俺にしがみついていた。


『なあ、ファイン、今日のはショックだと思うが、ああゆうことをするのはあんな連中だけだ、大半の人はキミに危害は加えようとはしない、安心しろ。』


『........』

ファインは震えて怖がっていた。


俺はファインが離れるまで待った。



ファインはようやく落ち着いたらしく、

俺から離れ

『ごめんなさい、迷惑だったわね。もう落ち着いたはありがとう。、、、、今日は疲れたわ』


『そうだな。』


『レオはさ、どうだった?あれ、』


『まあ、いい気分ではないな、』


『そう、レオはそう思ってくれるのね。』

少しファインはホッとしていた。





夕日は俺が屋台で買った物を部屋でファインと二人で食べた。


『この食事も人でもドラゴンでもない何かを犠牲に作っているのよね?』


『まーそうだな。だが、それが自然のルールだな』


『そうよね、でもあれは嫌だわ、何か違う気がする。』


『まあ、敬意がないな、』


『そうね、』

ファインは何か少し雰囲気が変わった気がした。










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