第29話 登録

建物の間を出る。


そこにはさっきまでの街並みとは違い背の高い建物が並んでいた。


俺たちは歩く。周りには防具をきた冒険者、騎士団の人間、商人など色々いた。どれも高価そうな物を見に纏っている。


俺たちは歩き出す。



少し散策して


『上級冒険者組合』と書かれている建物を見つけた。


俺は組合建物の正門に続く階段を登り


兵士に扉を開けさせ建物内部に入る。


建物内はいくつもの装飾品、多くの上級冒険者がいた。


俺は受付まで行く。


『こんにちは、どのようなご用件で?』

女の係員が聞いてきた。


『上級冒険者になりにきた。』


『そうですか、試験を受けてですか?それとも推薦ですか?』


『推薦だ。』

俺は答える。


『わかりました。私が案内します。』

女は俺たちを小さな部屋まで案内した。


女は扉を開けて中の人に

『冒険者を応募した人です。』


『では』

係員はどこか行った。




中にはおっさんがいた。

『では書類一式を。』


俺はポーチの中身全てを渡す。


『あ、レオ様でしたか、お噂は聞いております。ドラゴンを支配しているそうですね。研究者達があなたのお陰で飛躍的に考えが広がったそうですよ。どうやら明日研究発表会があるそうです。』


おっさんは書類に手続きを済まし

『はい!レオ様書類審査は終わりです。』


おっさんは鈴を鳴らす。鈴から少し違和感のある光がモヤモヤでる。




『コンコン』

扉を叩くと音がした。


『フォント様、お呼びですか?』

男の声がした。


『ああ』

おっさんは答える。


『失礼します。』

男が入ってくる。


『レオ様に認識プレートの手続きを案内しなさい。』


『はい』


俺たちはプレートが大量に並んだ部屋に案内される。


『これらの中から好きな物をお選びください。、、、それぞれのプレートには魔法による支援効果があります。』


『そうか。』


俺は近くにあったまだ効果が発現していないプレートを取る。


『これで』

俺は男にプレートを渡す。


『これですか?、、、わかりました。』

男はプレートを机に置き、ナイフと魔法陣の書かれた紙を持ってくる。


『ではこのナイフで血痕を』


俺はナイフで指を切り血を魔法陣の真ん中につける。


『ありがとうございます。お嬢様も』


俺はファインの手を引きナイフを当てる


ファインの手からは人より少し黒ぽい血がでできた。


俺はファインの血を紙につける。


『ありがとうございます。』

男はそう言い。プレートを紙の上に置き、呪文を唱えた。


紙がプレートを覆い尽くし光を出して燃えた。


『終わりです』

男はプレートに紐を付け、俺に渡す。

俺はクビに紐をかけた。



その後は組合の建物を出て、適当な宿に泊まった。









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