第20話 それぞれ
俺は城壁の直ぐそばに来た。
『レオさんだね?』
一人の腕が片方ない男が言ってきた。
『レオさんにはこの木をこれと同じサイズの木の板にしてくれ。』
男は地面に置いていた板を俺に渡してくる。
『わかった。』
俺が板を受け取ると
『では』
男はどこかに行った。
俺は近くに落ちていたノコギリを使って木を切る。
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ファインは村から少し遠い畑にいた。
周りにはガタイのいい女しかいなかった。
『ファインさん、話は聞いてます。、、ドラゴンだったんですね。、、、今回はうちの班の護衛をお願いしますね。』
今朝教会の前で演説した女がファインと話した。
ファインはドラゴンの姿になる。
周りの子供、女性がファインに釘付けになる。
『はい!みんなやるよー』
先程ファインと話した女が大声で言う。
ファインを見ていた女性達が持っていた鍬を使って畑を耕す。
ファインは黙ってその様子を見る。
子供がファインの朝を触ったり、木で突いたりして遊んでいる。
畑を耕すのがひと段落終わり耕していた女性達は道に出て休憩し始める。
『あの?て、手伝います。』
ファインは班のリーダーだった女に言う。
『え?どうやって?あなた鍬持てないでしょ?』
女は困っている。
『見ていてください。』
ファインはまだ耕していない畑の中に入る。
ファインは爪で畑を耕す。
その様子を種の袋などをとり、帰ってきた女性、畑のそばで座っていた女性、遊んでいた子供が見た。
ファインは数分で畑を耕した。
周りの人は唖然としていた。
『凄いですね、ファインさん、』
班のリーダーが言う。
リーダーは少し黙り考えて。
『ファインさん、この感じだとファインさんだけで耕せそうです。ファインさんには一人でここら辺の畑を先程の様にして耕してください。』
『はい、』
ファインは爪で畑を耕し始める。
周りには子供が何人かいた。
昼、
女性達は畑仕事がひと段落して昼食を取ろうとし始めた。
ファインは人間の姿になり昼食を持った。
ファインは一人で昼食を食べ始めた。
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