第7話
欲情したカッパのように、競馬場に行き来するモース硬度は、ボートレース場を八つ裂きにするという快挙を成し遂げた。
バックアップデータをグリーントラップに仕掛け、授かったのは人身売買を生業とする樫の木だったようで、保安官は激怒した。
ワーキングメモリーは劣化版ではなく、死霊使いが持ってきたクリアファイルよりも鮮明に、名物であるサブレーを各地に広めていた。
交際期間八ヶ月で結婚に至ったヴァイオリニストのように華やかでありたいと思うのは、カオス理論を駆使してワクチン接種しないとご理解戴けないような平安時代である。
氷菓のような生臭さがあったホップステップジャンピングは、オラついていたようでメンチカツを切ってコロッケ風味の生クリームを堪能し、チョコレート味の過去分詞を容赦なく捨てていた。
エベレスト風チョモランマは、実は警察官だったというので、迷いの森に沈み込んだ伝説の名刀バズーカ砲を手にしてぬか喜びしていた。
発言は認められていないと言われたカツ丼は、はんぺんを食らいながらワイファイを飲み干し、日記帳を吐き散らしながら太陽神に祈りを捧げていた。
ガラスのように硬くなったスライムだったが、羊を吸収しきれなかったために叱られていた。
ふわーあ。
なんだか眠くなってきたよ。
頭がぽわぽわするんだ。
だからというわけではないけど、なんだか次はすごいのが生まれてきそうだ。
……すごいのが、ね?
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