第5話

 センチメンタルな蛍のように、ヘビの王にはなれないのだ。


 腹の奥でうごめいた水素水はたかが水でしかない。


 消防点検を予備として担ぎ上げたブラックボックスであったが、捻り揚げにあって死んだ。


 高尚なサイフォンを桜色に染めて、乱獲を禁止する条例を出したのは皇帝陛下その人である。


 ゴム風船とはフォントが合わないと言った明朝体だったが、ブロック崩しに励んでいたゴシック体はそれでもいいんじゃないと説得させた。


 大人びたマクドナルドドライブインで、子どもっぽい柴犬は、ラオウを倒して満足げだった。


 しきたりなどなにもない。果汁百パーセントグミの背番号を決定したのは青銅の剣であった。


 バント練習に励んでいた山びこは、大和撫子のように散る。


 半月板を三日月状にした罪で地底に住む蟻の群れは捕まったという。





 うーん、調子がよくないみたいなので、次に行こう。

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