第4話

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 テレポーテーションをポータブルに扱うとはまさしくそうめんらしい発想と言えた。


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 さて。


 このように雷鳴は桜を燃やし、ログハウスはイワシの缶詰になった。





 私の証明は終了した。


 腕を赤い液体が伝っていったが、私は特に気にしなかった。


 こいつらがケンカを売ってくる方が悪いんだからね。


 私は暴力的な行為は、実を言うとあまり好きではない。


 ん? この人格だから、っていうのもあるかもしれないね?


 まぁとにかく、私はまたつまらぬものを殴って倒してしまったということになる。


 ……帰ろうか。


 明日はまた学校があるんだ。


 そこでお勉強しなくちゃいけないからね。

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