愛の歌
光あれ
僕の目が覚めた。
打った頭はガンガンするが他に不調は無い。
玄関を見ると開いている。
監獄の門が開いているのだ。
扉の向こう側には柔らかな陽光が降り注ぎ木々も雑草でさえ美しく照らし出している。
横を見ると團さんが仰向けに寝ている。
優しく揺り起こし二人でそとに出る。
二人は監獄を振り返らずゆっくりと光に向かい歩き出す。
僕たち以外誰もいない。
この監禁された数日間は夢だったのか。
鳥たちの囀りに二人で耳を傾ける。
外はこんなにも綺麗だったんだ。
僕たちはどちらからともなく手を握り二人で歩き出しした。
たぶんこれから二人はずっと一緒に歩いていくのだろう。
何があっても。
二人の物語は今、始まったのだ。
了
ただいまゴミども配信中 羅波 平行 @kichigaaaaaai
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
関連小説
ネクスト掲載小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます