愛の歌

光あれ


 僕の目が覚めた。




打った頭はガンガンするが他に不調は無い。



玄関を見ると開いている。


監獄の門が開いているのだ。



扉の向こう側には柔らかな陽光が降り注ぎ木々も雑草でさえ美しく照らし出している。



横を見ると團さんが仰向けに寝ている。



優しく揺り起こし二人でそとに出る。


二人は監獄を振り返らずゆっくりと光に向かい歩き出す。



僕たち以外誰もいない。



この監禁された数日間は夢だったのか。



鳥たちの囀りに二人で耳を傾ける。


外はこんなにも綺麗だったんだ。


僕たちはどちらからともなく手を握り二人で歩き出しした。



たぶんこれから二人はずっと一緒に歩いていくのだろう。



何があっても。




二人の物語は今、始まったのだ。


                        了


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ただいまゴミども配信中 羅波 平行 @kichigaaaaaai

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