世界の見方

青いバック

夢を諦めない

 夢を否定された。出来ない。無理。


 私はあなたより長く生きていたから分かる。多くの世界を見てきたから分かる。


 だから、何。貴方の見た世界を、私はこれから見に行く予定は無い。


 私は私だけの世界を見に行く。同じ世界を見るつもりは無い。同じ道を歩むと思うな。


「同じ景色を見る必要なんてない。 胸を張って、どーんと生きなさい。 やりたいことをやりなさい」


 泣きじゃくる自分に、私は話しかける。夢を諦めかけてしまった私に、私は問いかける。


 本当に諦めていいのか。後悔はないのか。わかりもしない未来を決め付けて、ここで足を止めてしまっていいのか。


 過去は鮮明に分かる。何が起きたか、記憶される。でも、未来は分からない。


 なら、茨の道だろうがなんだろうが突き進め。己が正しいと思う道へ。それは貴方が作る世界で、道なのだから。


 縛れる必要は無い。自分は自分だ。そう言え。反抗はしなくていい。心の中で今に見てろ、とメラメラと心を滾らせろ。


 世界はひとつじゃない。人間の数だけ世界はある。貴方だけの世界がある。

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