遊女の変わらぬ恋

これはとある遊女が恋をしたお話____________



さぁ今宵は満月。月も星も全部が見守る中私は愛おしい貴方にカラダを授けるの。


貴方とは特別な関係で。コレはお世辞とかじゃなくて私の本当の心からの言葉なの。


嗚呼、私貴方に恋をしてから貴方の目に映るもの全てが憎く見えるの。お願い……お願いだから私以外は見ないでよ……!



心の音が聞こえるの汚くて醜くて掠れた声が。

前にいた男の人なんかの行方よりも貴方の未来が気になって。そこに……貴方の隣に私はいるのかしら?


嗚呼……満たされる位身体も心も強く深く……身体の奥の奥までさぁもっと私を熱くさせてよ。


この恋を誠の恋と呼ばないなら今示してあげる。貴方との愛の証明になるのなら髪切りも爪剥ぎも超えて指切りするわ。



さぁ今すぐ私と交してちょうだい?貴方と私と変わらぬ愛を。


「指切りげんまん嘘ついたらハリセンボンのーます。指切った。」

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