第6話 てんかん率1%は意外に高いぞ

てんかんは、簡単に言うと突然意識を失う発作だ。


 脳の神経ニューロンは脳に入ってきた音や光、匂いなどの刺激情報をキャッチして意識的、また無意識に反応を返すけど、事故などで頭を強く打ったり、脳卒中やアルツハイマー、脳腫瘍があったりすると過剰な刺激に正常に対応することが出来なくなって意識を失う。pcでいう所のフリーズだろうか。


  調べてみたら、てんかんは子供だけでなく、割とどの世代でも起こり得るらしい。1%くらいの確率、つまり百人に一人くらい発症することがあるとか。この数字を多いとみるか少ないとみるかは微妙だけど、40人学級でいうと2.5クラスに一人。そう思うと意外に多い気がする。


小中学校の朝礼で校長先生の話が長くて貧血起こして子どもが倒れるのはイメージしやすいけど、大人が急に意識を失うって結構、いや、かなり怖い。自動車運転中とかに発作が起きてしまったら大ごとだ。自転車だってそう。だから、てんかんに罹りにくいポイントというかコツというかをへっぽこなりに伝えられたらと思って今書いていたりします。


まず第一に睡眠不足はNG。これは西洋医学の先生も言ってたし、へっぽこ自身も感じた。


 次にストレスを減らすこと。そりゃ当たり前と言えば当たり前なんだけど、これが一番難しい。


 割と簡単に習慣として取り入れやすいてんかん予防としては、お水をこまめにたくさん飲むことと、ゆっくり深呼吸をすること。身体の中の循環を良くして、脳がちゃんと動いてくれるように助けてあげるのだ。コップ一杯のお水にレモン果汁を数滴垂らして飲むと効果が上がるらしい。これは、今へっぽこが実践中の、ビタミンC健康法だ。ビタミンC

をたくさん摂取すると身体の色々な部分に良い効果があると本で読んだ。ちなみにへっぽこの体感としては、便秘が改善して体重が無駄に増えなくなった。良かったらお試しあれ。



 へっぽこは、てんかんを患ったことで、生涯二度と車を運転出来なくなった。


へっぽこは車の運転が大好きだった。田舎の大学に通ってたからバイト行くにも車は必需品で、身体の一部のようにプシプシ乗り回していた。当時、実家では父が古いマニュアル車に乗ってたからマニュアル免許を取得。知人に格安で譲って貰ったアルトワークスはターボがついてて、軽ながら山道も結構余裕。同級生は漫画好きが多く、パンダじゃないけどハチロク持ってる子がいたり、ランエボ持ってる子がいたり。そんな影響を受けて、へっぽこも頭文字DのCDをかけながら峠道をのぼってたりした。また今は当然なくなってるだろうけど、こっそり開催されていた公道ゼロヨンを見に行ったこともある。つまり走り屋もどきだったのだ。

その後、都会に住むようになったので車は維持出来ずに手放したけど、家族旅行では、必ずへっぽこがハンドルを握って譲らなかった。

なのに、もうそれが出来ない。

それが、へっぽこがてんかんになって一番悲しかったことの一番だったりする。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る