第5話 炊き込みご飯

前回ガス炊飯器でご飯を炊くことを覚えた飯田は今度は炊き込みご飯に挑戦することにした。


用意したものはもうすでに具材や味付けがされているレトルトパックでこれを混ぜ込んで炊けばあっという間に炊き込みご飯ができるという代物だ。


炊き方は前回と同じ炊き方でよく、あれから何度も炊いているので失敗する事はないと飯田は確信をしていた。


選んだ炊き込みご飯の元は五目釜めしの元でこれが1番安かったからだ。


釜めしの元は研いだ後に入れ、お米に水を吸わせて置くことにしたが、もしかしたら炊く前に混ぜてもよかったのかな?


炊き方は前回と全く一緒だ。

強火で炊いて弱火で8分。蒸らしに10分だ。


この時はあんなハプニングが怒るなんて飯田は予想もしていなかった。そのハプニングとは使っているガスの調子が悪くなった


蓋が鳴っていないのにだんだん火が弱くなってきて、どんなに火を強くしようとしても強くならない


調べてみるとガスの電池がないためたうまく調整できないのではないかと思う。


電池を交換すればいつものように使えると思うのだが残念ながら家に単一電池なんか常備してない


幸いある程度熱していたため、吹きこぼれなくても大丈夫そうな感じはするけれど心配なものは心配なんだ。


しかたがないからそこから8分間、弱火で熱し続け、蒸らしまで行い結果を待つ。


果たしてその結果は、1口食べてみてしっかりと炊けている事ができた。


良かったと安心はしているが、少し考察を飯田はしてみた。

炊き込みご飯の元は具材が入っているため上手く吹きこぼれなかったのではないかと思う。


だって熱する時間はけっして短くはなくちょうど良かったのだ、だからいつまでも吹きこぼれないことに痺れをきらしていた。

ガスの調子が悪く弱火にならなかったら逆に焦げていたかもしれないので、結果オーライだったのかもしれない。


だとしてもだ、明日単一電池を買って帰る必要はあるなと飯田は思っているのである。


色々ハプニングのあった今回の炊き込みご飯だが、ほんのりの焦げてしまったがその焦げがまた香ばしくて美味しく仕上がったのではないのかと思う。


冷えたお焦げはあまり好きではないが炊きたてのお焦げはウェルカムだ。

飯田は本日はおこげの部分だけとって食べた。


うん。おいしい。


今度は違う炊き込みご飯の元で作ってみてもいいかもしれないと思いつつご飯を噛み締めた。


でも、しばらくはいいかな?ともおもっている飯田であった。


ちなみに、炊き込みご飯の余りは次の日おにぎりにして持っていったが、冷えていても美味かったことをここに記しておく。

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