第124話 イリアとミリアを

 この2日間はイリアとミリア各々とデートし、初めて2人きりでの夜を過ごした。そして彼女達は無事妻になった。どちらが先だったって?秘密です。感想は?虜になったとだけ言っておく。


予想以上に素晴らしい2日間だった。


 特にイリアの変わりようは目を見張るものがあった。性格が落ち着いてきて、大人になりつつある。いや、すっかりレディになっていて驚いた。


また、ミリアは憑依していた者と別れなくてはならなかった。予知がなくなる代わりとして別の何かの力を授かっていた。生娘にしか予知は降りてこない為に、ミリアに憑依して予知を発動していた者が初夜の直前に、別れを告げに来たのだ。急に雰囲気というかオーラが変わり、俺に抱きしめて欲しいと言って来た。そしてミリアにお別れだと伝えて欲しいと、言伝を託された。そして最後の予知として俺の事と、最初で最後になるが、ミリアの予知をした。今回の旅で少なくとも俺とミリアは屋敷に戻り、俺よりもミリアの方が先に逝くと。但し、年老いてから孫達に囲まれての事だと言う。それ以外の事については言葉遊びが入っており、その時が来れば分かるとしか言わなかった。そして俺の目をじっと見てから選択を誤るなと。


 それと大きな地震が起きたら、これまでにゲートが現われた地点をムスンだその中心部に向かえと。イリア達の屋敷の有った町だった。賭けても良いが多分屋敷の有った場所であろう。


 ミリアが戻ってきてから1つになり、その後予知の事を告げた。


 妻達やリナとデートをしたりと数日が過ぎ、出発の準備が出来ると同じ位に大地震があり、町の建物の多くが崩れたが、我が屋敷は壁にヒビが入っただけだった。揺れ方から恐らく震度は5か6位だった。余震はなかった。


 国王に屋敷を託し、出撃している間に修繕を頼んだ。そして最後のゲートを閉めに出発をする。そう確信していた。町の外までは兵士達が護衛し、その兵士達は俺達を送り出した後、怪我人の救助に当たる。


 そうそう。道中の馬車でガチャを見ていたら、初物ゲット記念ガチャシリーズの最終章引けるようになっていた。しかもUR華確定ガチャだった。


 馬車を止めるような休憩をしている最中にガチャを回す。必要な物は分かっていた。初夜の時のシーツだった。それにはこのガチャに必要なソレが付着しているのからだ。


 恥ずかしい条件のガチャだが、そう、今・・・回さないと・・が最後の変異に対処出来ないはずだと確信していた。


 そして皆が注目する中、ガチャ をスタートさせた。


 すると1人の酔っ払っいのおっさんが召喚されたのであった。

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