第17話ニューヨーク地下鉄の女王アント
ニューヨーク地下鉄の西側から攻める事にした。
前回同様パーティ編成で地下鉄を攻略する。
ブラックとダークが先頭に、空中にキラとレッドを配置。
後方防衛にドクロ、それが俺達の地下鉄攻略パーティーだ。
電気系統が切断されて、辺りは真っ暗だ。この暗さが攻略をはばむ原因でも有った
ブラックアントが出てきたらしいが、俺が使っているライトでは目視できていない。
やはり暗い地下に、ブラックアントの姿は溶け込んでいる。
ダークが飛び出し、レッドとブラックが後を追って追撃したようだ。
ようやく目も暗闇に慣れた。
魔石を3個もくあえたり掴んで帰ってきた。
喜ぶ首や頭をさすってほめて上げる。
『もっと右の方をお願いします』
「ここが気持ちいいのか、ヨシ、ヨシ」
1100体以上を討伐して終了。
取れたての魔石で、ブラックアントを召喚する。
そして魔石を100以上も食って進化とレベルアップをした。
キラーアント
名:アリー
レベル 5
HP3000/3000
MP2000/2000
スキル
new俊敏Ⅱ new鉄壁Ⅱ new
魔法
自爆魔法5
そして10体のキラーアントに進化させる事ができた。
それを5体でAパーティー、もう1をBパーティーにして分かれて討伐させた。
「お前はあっちだ。そしてお前は向こうだ」
俺達はAパーティーの後を付いて行く事にした。
しばらくすると、ブラックアント4体と出会ったらしい。
ライトが届かない所で戦闘が始まった。
佐々木さんが言うには。キラーアントは腹部を赤く点滅させて、待機している。
そこをブラックアントが襲うが、それは幻覚だった。
サイドからキラーアントが襲い、首筋を一噛みで切断して終了。
残りの3体は近づくと蟻酸で討伐されていた。
たぶん蟻酸の攻撃距離が全然違うのだろう。蟻酸と蟻酸Ⅱの違いがハッキリした瞬間だった。
しばらくして分岐点が見えてきた、そこでキラーアント達と分かれた。
3パーティーで3000体以上討伐して、今日は終了。
魔石召喚獣を魔石に戻して、地下鉄駅の出入り口の階段を上がってゆく。
「ずいぶん倒したけど、まだまだね」
彼女にも疲労がでて来ている。
敵側にもキラーアントがいて、幻覚を見せられたそうだ。
嫌な思い出だったらしく、大きな悲鳴を上げて俺に助けを求めてきた。
あの東京駅の襲われたシーンを見せられたらしい。
正気に戻すのに、顔を平手打ちするしかなかった。
後で自分自身に回復魔法を掛けていた。
ゴーストタウン化したニューヨークから離れたホテルに案内されて、無言のまま夜の食事をする羽目になった。
ここから見えるニューヨークは、暗く明かりがない。
大多数は避難して居ないが、一部貧困層が隠れ住んでいる。
何処にも行くあてがないのだ。
ボランティアが救援に向かったが、誰も出てこようとしない。
さびしいニューヨークだった。
今日は西側の女王アントを攻略する為、居場所近くの駅から進めた。
ブラックアントはキラーアントに任せて、女王アントに向かう。
彼女の誘導は的確で、ようやく女王アントと対面した。
地下を拡張した所に女王アントは居た。周りに5体のキラーアントもいる。
そしてぎっしりと卵が産み付けられていた。
ドクロの移動は早く、大剣がキラーアントを2体同時に切断。
キラーアントのスキをついた動きだった。
残りのキラーアントを始末する間、キラとレッドが空中から女王アントへ魔法攻撃を仕掛けている。
でかい女王アントは、卵を守るので必死だ。
ダークとブラックも地上から魔法攻撃を始めた。
女王アントは、頭部が損傷して苦しみ、腹部も裂けた傷から体液か流れ出している。
それに
頭部に大剣を突き刺し、腹部へと振り下ろした。
そして女王アントは消えていった。
ドクロは、卵も残らず消しさった。その消えた跡には、小さな魔石が無数にあった。
そして地上に戻った。
西側の女王アント討伐を報告した事で、今日は終了。
黒の背広を着た5人は、こそこそと話して何処かに連絡している。
ホテルに戻って、テレビを眺めていた。
まったく言葉が分からない。画面の俳優は英語で話していた。
彼女が「これを見て」
ノートパソコンの画面を見ると、日本のニュースが流れていた。
俺達がアメリカ亡命をした経緯の責任追及がされていた。
政府関係者にアメリカから報告したらしい。
そして報道関係者にリークしたらしい。
警察関係者5人と大物政治家2人の名が大きく報道されている。
今後の日本がどうなるのか、今後も注目しないといけない。
今日はキラーアント20体増やして東側を攻略する。
6パーティが周りから討伐する中。
2時間後に一気に女王アントへ
そして1日で終了できた。
これでダンジョンを集中して攻略できる。
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