第5話コアへの急襲
佐々木さんと昼食を食べながら話し合って、次のコア攻略場所を決めた。
攻略場所の近くで待機中だった。
俺は、腕時計を見てから言った。
「もう暗くなったので、行きましょうか?」
「もう行くの・・・」
俺と佐々木さんは、キラとレッドを使って空中からのコア
目的地は、中川公園のふれあい広場。
向かう途中で、佐々木さんが「大きなカラスが53羽向かってくるわ」
暗い空で空中戦が始まったようだが、あまり見えないので分からない。
空から何か落ちてきた。
素早く走り出して上手くキャッチして見ると魔石だ。
ブラックとダークを召喚して、魔石の回収命令をだす。
2体は、嗅覚が良いので魔石回収にうってつけだ。
ダークの胴体に、回収用の袋を取り付ける。
「さあ、行って来い」
キャッチした魔石を、見詰めながら召喚。
魔石が急に霧のように変形して、すぐに怪物の形になった。
大ガラス
名:カータ
レベル 3
HP800/800
MP800/800
スキル
俊敏 回避
魔法
風魔法2
魔石を食べさせ進化させる。
名:カータ
レベル 5
HP3000/3000
MP2700/2700
スキル
new俊敏Ⅱ 回避 new魔威Ⅱ
魔法
風魔法7 new黒魔法2
『あなたが私の主人なのか?』
「そうだ、俺の命令を聞け!」
強い意思を込めて、言い放った。
これは、最初に主従関係を結ぶのに必要なことだった。
早速、撃退命令をだす。
『分かり申した』と言うと飛び立ってゆく。
あれは普通の羽ばたきで飛んでいない。
魔法を使って飛んでいるのだ。
ブラックとダークが戻って来た。袋には回収した魔石が一杯だ。
その都度「ヨシヨシ偉いぞ」と褒めて撫でる。
それが嬉しいのか、又回収しに走り出す。
キラとレッドが戻って来た、魔石1個を持参して。
「偉いぞ、偉いぞ」と言いながら魔石を受取る。
遅れてカータが戻って来た、魔石はない。
俺が残念な顔をしていたので、首を傾けて不思議がっている。
『主人よ、ワシが行った時には全滅していたのだ』
カータは、そんな弁解をしてきた。
ブラックとダークも戻って来た、「ヨシヨシ」と撫でる。
「今度は、ブラックとダークに乗って行きましょうよ」
「エ!何で」
「移動手段は、色々有った方が良いでしょ」
「・・・・・・」
「ブラックとダークは、大きいから充分乗れるわ」
全長3m以上もあるから乗れなくはないが、揺れると思う。
案の定上下に揺れるし、落ちそうにもなり
長時間の移動は無理だな、そんな事を考えていると目的地に到着。
ふれあい広場の中央にコアが居た。周りには怪物は居ない。
キラ・レッド・カータに警戒命令出す。魔石を佐々木さんに渡す。
佐々木さんは、うなずくと駆け出した。
コアに魔石を叩き
佐々木理華子
レベル 16
職業:結界師2
HP170/170
MP510/510
スキル
千里眼 俊敏 回避
魔法
回復魔法9 黒魔法7
結界師2に為った事で、結界を任意に移動させられ複数張れるようになった。
そしてコアの新しい情報が手に入った。
それも、今夜になってからの出来事だった。
地上の怪物が人を襲い続けて、遠くまで離れだした。
なので攻略する前の情報と違う状況になってしまった。
無残な無法地帯の景色が広がった原因でもあった。もっと早く気付くべきだった。
そして、3キロも離れてしまうと、コアと怪物の繋がりも切れてしまい。
コアが破壊されても、怪物は生き残るらしい。
結局、自衛隊の戦車も撃破されていて、戦車の
ここに居たのは、最近になって誕生した大ガラス達だけだった。
多分コアから離れ過ぎると、コアを守ろうとする意識が薄れるのだろう。
「その離れて怪物は、何処なんだ」
「待って、召喚獣をわたしに触れさせて、直接に伝えるわ」
「・・・皆、佐々木さんに触れて、怪物を討伐して来い」
いの一番にカータが触れて、飛び立って行く。
次々に触れて去って行く。
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