第44話 魔法少女の死体、からの連戦(前編)
魔法少女の死体──
それは
実際は魔法少女が死ぬときの魔力の散布を感じ取っているのだが、それが明らかになるのはまだ後の話だ。
今の認識では魔法少女の死体が
その状況は壮絶で無数の黒い流星のごとき
空3割に黒7割と言った比率で、ちょっとした天体ショーにも見えるが、生きている魔法少女にとってはたまったものではない。
さながら終盤局面のタワーディフェンスの様にいつまでも続く
この町で魔法少女が最後に死んだのは最終魔力兵器暴走の余波が来る少し前の事だ。
あの時、最初に死んだのは潜伏していたテロリストに洗脳された魔法少女だった。その魔法少女が他の魔法少女に戦いを仕掛け死んだのだ、すると町中の
今の大人にすれば、その無数の
結局、当時よりは人口は減ったものの、当時よりも多い
そして
誰が死んだかが直感的に分かるのだ。
実際は魔力の散布を受ける事で分かるのだが、先に述べた通りそこまで研究は進んでいない。
各地に散らばった魔法少女達にも役割はある。
死体に引き寄せられそうになった
それに対応すべく各個撃破して行かなくてはならない。
先の
尚、北区も現地以外にその役割が必要となる。
現地担当──
・
・
・
北区担当──
・
南区担当──
・
東区担当──
・
西区担当──
・?? ※先代西区担当
中央区担当──
・?? ※先代南区担当
このメンバーを見て、不安に思った
「今こそ、アレを発動させるんだ!」
──────────────────────────────────
▼タワーディフェンスとは?
ゲームシステムの一種。敵が通るルート付近に迎撃ユニットを配置し、倒し切れば勝利。
進行ルートを突っ切られたら負け。所持金に限りがあり迎撃ユニットの配置に制限がある。
クリア毎に所持金が増えて、更に強い迎撃ユニットを買える、と言ったゲーム。
有名なので多分ご存じな方が多いかと思いましたが念のため簡単に説明してみました。
尚、今回、前中後編の三話分割です。
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