第43話 夏期講習からの罠④
咄嗟に地下に行けるルートは無いと判断し、信徒に道を開けてもらい、マジカル・ウィングをつかって窓から出て屋上に移動した。
そこでマジカル・サーチを使い人の動向や
そして特大の
多少なりと可愛い後輩だと思っていた相手を殺す事は忍び無い。
だが、殺意の対象が
ただ、排除しなくてはならないという思考がそうさせたのだった。
だが、心臓を抜いてもまだ生きていた事に二発目の弾丸を放った。
それはまるで、流れ作業をするかの様に感情を押し殺した職人の様な表情であった。
そこには銃口から煙が出るマジカル・スナイパーライフルを構えていた
※説明しよう、銃口から出るのは魔力の粒子で実際は煙ではないぞ。
「
「
「ううん、ありがとうって言わせて。私じゃ
「でも、これからの事に私は協力できそうには……」
「大丈夫、無理に話さないで、
「でも!あの時ですら──」
口元を人差し指で優しく押さえ、もう話すなと暗に命令する。
そう、これから忙しくなるのだから、
そして、依々木塾のビルは突如揺れ始める。
屋上への出入り口のドアがゴンッゴンッと音を鳴らし変形し、
更にマジカルサーチを唱えとドアの向こう側に見えるは
『ガコッ』という音で倒れるドアから複数の
連続した微かな射撃音と共に全ての
「さすがに、当たらなくても標的になった気分でちょっと背筋が凍る思いね」
だとしても撃たれるのは気持ちいいものではないのだが、助かったのも事実だ。
「
「任せて、
壁に飛び散った
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます