第6章
第38話 殺意、からの警告
すべての時間に
本当であれば二人きりで会いたいというのにそれが叶わない事に我慢の限界を感じていた。
「
「どうしたの?
「なんでもないんです!そうだ今日は二人っきりで買い物に行きましょう!」
「何買うの?ゲーム?」
まさに男子の発想である。
「アクセとかコスメとか、服もいいですね、あっ、下着を買いに行きましょう!」
「それは
「まさか、
「うん?殆どが
「それならいいんです」
少しばかり不満そうにする
どうにも
買い物が駄目なら、一緒に遊べば良い。
それならば──
「遊びに行きましょう!」
「どこいくの?ゲーセン?」
「猫カフェとかフクロウカフェとかどうですか?」
「フクロウカフェ!?そんなのあるの?」
「ありますよ?この近所にも」
その言葉を聞いた瞬間、
「
「わかったー」
「そんなぁ……」
そうして三人で出かける事になったのだが、
ちなみに、
フクロウカフェへの道中を歩いている最中に、
どうにか排除できないか、できれば永久に。
だが、そうこう考えている内に、フクロウカフェに到着してしまった。
「
「そう、じゃあそうするね」
そこに誰もいない事を確認して『マジカル・トゥーハンドソード』と唱え魔法武器を召還した。
そして武器を構え
「アナタ邪魔なの。消えてくれない?私達の前からね」
「言ってる事は無茶苦茶ね。何様なの?」
「ただの天才魔法少女ですけど?」
「そう、ただの天災なのね」
ブチっと切れた音がしたと思えば
だが、不意に頬に冷たい感触が
「つめたっ、なっなに!?」
「何してるの?」
背後にはハンドガンを
その眼光には明らかな殺意が感じられる。
「なにもしてません、ちょっとじゃれてただけです!」
「そう?それならよかった」
そして、もっと秘密裏に
「次、
その言葉を話した時、口元は微笑んで見えたが目は全く笑っていなかった。
あまりにも冷たい、だがその冷酷さに
それは思い詰めた感じに『どうしようもないなら殺さないといけなくなる、正直そうなると思う』と言った時の表情は既に諦めていると言う表情をしていた。本来であれば自分の蒔いた種であれば自分で始末するのが筋だと
魔法少女は法律は裁けない。
それは、それだけ魔法少女が強い力を持っているという事だが、それだけに魔法少女の始末は魔法少女がつけるのがこの町のルールだ。その事は
それだけに魔法少女を殺す場合には他の魔法少女にも伝達しておく必要があった。
その災害に対する警戒を勧告する言葉がHOTLINEの魔法少女グループに送られた。
そう、次は無いのだ。
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