第30話 日常の再建、からの長い二日間④
そこでまた嘘の感情で付き合うのかと自分に問いかけていたのだ。
「まさか本当に付き合う事になるなんてね~、いやぁ~言ってみるものだったよぉ」
「
「うん、どうして?」
「いや、いいんだけどさ」
そうして家に上げた訳だが、
「この前来た時と変わっていないだろ?」
「んーん、なんだか彼氏の家だと思うと、見るところがちがくてさ~」
「そういうものか?」
「なにしてるんだよ!」
「なにって、付き合ったらするでしょ?普通」
「しないよ!」
「ははぁ~ん、キミィDTですかぁ?いいよ?リードしてあげる」
「だからしないって!」
「う~ん?もしかしてあんなにあったゴム使いきっちゃった!?」
「使ってないよ!一個たりともね!」
「
***
「馬鹿!馬鹿!馬鹿!馬鹿!馬鹿!」
「ゴムあるのにどーして生でしかも、中に出すのよ!有り得ないんですけど!?」
「ごめん、なんだか余裕なくって」
「それでも中は駄目でしょ!あーもう!アフターピル、いくらするか知ってるの??1万超えだよ?払ってくれる訳!?」
そこで親に謝って借りるか悩んでいると
「ごめん、今、手持ちが無くて」
「お金はいいよ、自分で稼ぐから、でも今回だけだからねっ」
「……」
「ん、連絡ついた。じゃあちょっと行ってくるね」
「今からって何するんだ?もしかして……」
「エンコーだけど?もしかして、そう言うの束縛するの~?」
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