第29話 日常の再建、からの長い二日間③
一方その頃、
「初めまして、だよね。とりあえず、入って」
「どうも」
「そのお連れの人は?」
「いやね、ここ最近一番活躍してる
伊達眼鏡をかけた大人し目、正直に言えばパッとしない、如何にもインドア派といった少女は
※説明しよう、魔法少女は例に漏れず視力がいいぞ。だから眼鏡をかけているのはキャラ作りか内向的な性格のどちらかなのだ。おっと、メガネフェチな可能性も有り得るな。
「魔法少女なりたての
「
「さぁ?パパの考える事なんてサッパリだわ」
「
とりあえず、その問題とやらを聞こうと家の中に招き入れると
「その子、噂の
「ぷれじゃーえくせきゅしゅにゃ?なにそれ?」
「噂でしか知らないけど、魔法少女になった次の日に
「アンタ、誰?人の悪口を言うなんていい度胸ね、ぶち殺されたいんですか?ぶち殺されたいんですね!?」
「悪口じゃないわ、事実でしょ」
「もう、ぶち切れたわ、あーあ、もうアンタ、死んだわ、ご愁傷さまー」
唐突に変貌した
「はっ、弱い犬ほどよく吠えるな」
「表にでなさいよ!このチビガキが!」
「こら!
「───はい!」
意外なまでに素直に言う事を聞く
「まぁ~、ここ玄関だし、とりあえずリビングに行こうよ」
「あ、何触ろうとしてんだよ。アタイに触っていいのは、
「───はい……」
三人が揃って「とんでもねぇや」って思ったのは言うまでもない。
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