閑話 暴れん坊にお悩み相談は向いていない
退院して久しぶりに家に戻った
そう、それは男子中学生なら誰もが気になる事。
その悩みとは、
残念ながら感覚が全て遮断されていた為にそういった体験には至らなかったが、実は体がそうなっていたとしてもおかしくないと考えた。
そして、それをどうやって立証するか悩んだ末、導き出した答えは鏡の前でM開脚してアソコを直接見て確認する事だった。
大きな鏡を用意して、それをすぐに実施した。
限られた時間内に成果を上げなくてはならない。
だが、そこで問題が起きた。
恥ずかしくて直視できない!!!
きっと何か膜の様な物があると思った
だが、そんな物はどこにもなく、恐る恐る内部まで指を入れるが徐々に痛くなってきた。
もう無理だ、諦めようと思ったその瞬間、部屋のドアが開かれる。
「なにやっとん?」
「まぁ、したいのはわかる、そりゃしゃーないやん。思春期やもんな。入院中できひんかった分、溜ってたんやろ?えーんやで、えーんやで、ささ、ウチに構わずやっちゃって!」
「できる訳ないだろ!」
「いや、何ででけへんか聞いてええ?」
「
「そんな訳ないやん、それ、嘘やでー」
さらに言われた事を思い出して、確認する事にした。
「あ、あと、
「あははははは、なんなんそれ、ほんま、おかしいやっちゃなあ、5000倍ってなんやの、それも嘘に決まってるやん」
「ああ、あれな──」
「え、知ってるの?」
「それで確認しようとしたわけか、まぁ分かる、分かるわぁ。でもな、それいつかは破れるモンやねん。運動系の子なんて未経験でも破れるから、いっそ気にせんでもえーんとちゃう?そういうんは心の中にもっとくもんやで。誰かに捧げたいならヤッてしまえばええんよ、ウチら中学二年やけど、魔法少女にとって年齢なんて関係あらへんからな。大人とヤっても法律にひっかかからへんねんで」
「そうなの?」
「うん、これはホンマやで。魔法少女って成長せいへんやん?だから子どもの姿で、いつまでもHでけへんって酷やろ?だからそうなってるねん。でも、学校行くんやったら教師には気を付けや?あいつらこっちを魔法少女と知っとるから口説きにかかってきよる。肩に手を置かれたらもう危険信号や、そういう時は兎に角逃げる事。これは絶対や、まぁその気があるなら流されてもええんやけどな?」
「長々と脱線してたけど、結局、僕は処女なの?」
「いや、それは知らんて、そんなん見て判るもんちゃうし、いっそ男友達に突っ込んで貰ったら?」
結局判らずじまいになりそうだと思った
ふと、
これまでの話も経験豊富そうに語っている。
そう思うと確認するかないという気持ちになって来るのは致し方がない事だった。
「
「うん?あるけど?初めては大学生の頃なぁ、あれは痛かったわぁ」
「まって、今、中学二年生だよね?」
「そやで?ウチ、小中高大と卒業して、また中学はじめたとこやねん」
「
「いやいや、ちゃん付でええて、全然大人ちゃうよ。こないだもアレが激しすぎやて彼氏と喧嘩してな──」
「
「じゃましてるで~」
「あら、
「
「あまりそういう個人情報流すの良く無いと思うわ」
「あ、そうだね、
「ええよ、全然きにしてへんから安心し~、嘘やし」
「はああああ?」
結局、そういう子がいたと言うだけで
その事について
「はぁ……、まぁ、
そのやり取りを見ていた
「そうやって騙されるんやな~」
「!?」
その後、暫く
「あの子の二つ名覚えてる?」
「東区の暴れん坊だっけ?」
「そうそう、今回のがそういう事よ」
「先に教えてよ~~~」
東区の暴れん坊、マジカル・ラン。彼女が暴れ始めた時、真実は何処にもない。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます