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  • 汝、支配種たる者への応援コメント

    SFのカテゴリーでしたが、普通に現代の物語として読んでいました。ハダカザルが出てきたところで「?」とはなりましたが、そういう動物のいる世界なのだろうと。主人公は動物愛護の意識の高い正義漢で、マスコミにいろいろと訴えるも、まるでかみ合わない。ここに至っても私は「ふん、ふん、なるほど」と、うなずきながら読んていました。それが「あなた、もしかしてドメスティカ?」のひと言で、一瞬で世界が変わりました。その後をひと息に読んで、すべての伏線がキレイに回収される快感を得ました。とてもおもしろかった。ちなみに、私は山に近いところに住んでいるのですが、年に数回はシカやイノシシと電車が衝突するという事故があります。

    作者からの返信

    レビュー並びにコメント、ありがとうございます!

    準現代ものかとミスリードして、実は……というのが狙いでしたので、理想的な読み方をしていただけて感に堪えません 笑。ドメスティカという言葉も、まあ一応補足説明は入れましたけれども、一語出たところで全てを了解なさったのはさすがでいらっしゃいます。
    SFと名乗れるほどちゃんとした作り方をしていない、むしろ「ファンタジー設定な未来の想像」とでも言うべき作品ですが、おもしろいとおっしゃっていただけて嬉しいです。こういう、シリアスながらもふわっとしたショートショート作品を、もっと書きたいなと思ってはいるのですけれど……どうも近年はブラック寄りかつ長文化が著しくなってしまってます。今後の励みにさせていただきます。

    ちなみに私の住んでいるところも山間の地域で(一応都市区域ですが)、二山越えたところから通ってきている同僚のパートのおばちゃんは、多分シカとかイノシシとかしょっちゅう轢きかけてる(あるいは轢かれかけている)んではないかと想像します。畑の作物をシカに食われた、なんて話は日常ですねー。

    編集済
  • 汝、支配種たる者への応援コメント

    面白かったです。
    短編作としては想像の余地が残る申し分ない分量と出来だと思いました。
    強いて言えば、序盤か中盤にもうちょっとネコっぽいディティールがあった方が映えたでしょうか。

    作者からの返信

    コメント、ありがとうございます!

    実は十年以上前の作品なんで、
    今となっては何をどう考えたのか、
    自分でも定かではないのですが 笑、
    言われればなるほど、もう少しネコのネタを
    出し惜しみしなかった方が、とも思います。

    ともかくも、ポジティブな評価、嬉しいです。

  • 汝、支配種たる者への応援コメント

    拝読しました。

    今回は文章の配分よく、最後まで引っかかりなく読めました。
    作品の意図というかテーマも問題なく汲めましたが、まあ永遠の問題のようなものですね。答えが出ないのは仕方ないものの、作者なりキャラクターなりの新しい角度の答えがあれば最高だったかなと思います。というか読者の大部分はそこに期待して読み進めるものかと。
    でも、締めくくりは味があって、好みです。

    SFということで、別種が進化した未来というのはすぐに想像つきましたが、どの時代まで進化してるのかわからない点が若干モヤモヤしました。柵がないとか脱線事故で怪我人少ないとかは、現代レベルだとあり得ない話なので、機関車時代かな?とか。いずれにせよ、熊が出る地域で全く柵がないのは謎に思います。敷設時に危険すぎませんかね。いや、ネコ科だから大丈夫なのか?w

    イエネコ科が博愛主義というのも多少違和感。基本個人主義ですし、獲物をいたぶるなど無慈悲なイメージの方が強いので。私なら犬と猫で分けると思います。遺伝子進化説についても、ライオンより説得力が出ますし。

    私はどちらかと言うとレオ派なので、テーマについてどうこうはありませんw
    繁栄の結果得られる自由というものに、種族的な致死毒があるんでは、とか最近は思いますね。少子化然り。

    なんだかんだ、考えさせられる作品でした。

    作者からの返信

    いつも誠意あふれるコメント、ありがとうございます!

    自分ではSFと力強く宣言したものの、色々と甘いところがあったようで、
    そういうところは後から聞かされれば全くその通りと思うのに、
    発表時にはなんだか意図的に見てないふりをしてるようなんですよね。
    具体的なご指摘、いつも感謝です。
    結局の所、ゆるめのファンタジー頭で書いてたのかも知れません。

    >熊が出る地域で全く柵がないのは謎に思います。
    >敷設時に危険すぎませんかね。

    そうですよね。でも、日本でもクマの生息地で、
    柵らしい柵が見当たらない路線って、割に見ると思うんですが……
    あれ、どうやって作ったのかな。
    まあ、連日飛び込んでくるような事態となれば、
    ほったらかしというのは日本ではありえませんけどね。
    そういうところも、書いてる中で都合よく話を盛った感はあります。

    >イエネコ科が博愛主義というのも

    この箇所については言葉の選択ミスでした。
    むしろレオの方が"博愛"のイメージに近いつもりで書いてましたので。
    やや苦し紛れですが、語句を訂正しておきました。
    まあでもそうですね、「イヌ族とネコ族」の方がすっきりしたかな?

    >繁栄の結果得られる自由というものに、種族的な致死毒があるんでは、
    >とか最近は思いますね。

    あ、なんかこのフレーズ、深いですね。
    一本書けそうな 笑。

    総じてポジティブに評価していただいた文章ですが、
    こういう、多少の粗を振り切ってぐいぐい書き進めることが
    今はできなくなってます。
    でも、過去作のストックにも限りがあるし、
    コメントを励みに気合を入れて努力してるところです。

    それにしても、書き手よりも作品の奥に分け入っていただいてるようで、
    ひたすら感に堪えません。
    本当にありがとうございました!