オタクに優しいギャル Lv.MAX
だらすく
オタクに優しいギャル Lv.MAXを書こうと思ったのだが、なんかヤンデレに近くなった気がせんでもない
あ、オタクくんじゃーん? おはよー
え? 何してるのって? オタクくんのこと待ってたに決まってるじゃん!
なになに? 流石に突然隣の家の住人が引っ越していって、その空き家に住み始めたうえ、いつの間にか自宅に入り込み、寝ているベッドの横で待機するのはやめてほしい?
いや、幼馴染ってこういうもんっしょ! 昨日見たアニメでも三作ぐらいやってたし……
あの……、もしかして迷惑だった? それほどでもない? ほんとに? えへへ……
あ、朝ごはん作ってみたから食べる? 軽めがいいって思ったから、『初卵の味噌漬け』用意したよ! 海原雄山が至高のメニューっていってたやつだよ! 食べて食べて!
めちゃくちゃおいしい? ほんと! よかった……後藤一三○を常に見守ってた甲斐があった♡
ご飯食べたら制服着せてあげるね? 下着は……え? 恥ずかしい? うちとオタクくんの仲じゃん! 全然気に……あーしみたいな美少女に触られてると、た、勃っちゃう……? そ、そんな、朝から早すぎるよ……え? そんなつもりはないの?
ネクタイ締め終わった? アハハ、オタクくんなんかネクタイ曲がってておかしーwww
しょうがないなあ。ほら、こっち来て。調整したあとに、ここをぎゅって締めて。ハイ終わり。早くレッドカーペット歩いて、家の前に待たせてるリムジンで学校行こ?
学校ついたー。はい、オタクくん、どうぞ。車から降りて♡
すぐ教室行く? それとも適当な女生徒捕まえて、保健室で秘密の逢瀬する? もちろん、学校の教師含めた全員はオタクくんのものだから、突然乱暴しても何の問題もないよ♡ 例え、道端の女性襲っても、あーしの力で泣き寝入りさせるからね♡ え? 一番近くに世界で一番美しい女性がいるのに、わざわざ、そんな酷いことしない? あ……へ、♡♡♡、ちょっと気持ち良すぎて、しばらく動けないかも……♡
オタクくんへの忠誠の儀式が終わったら一限だね。えーっと今日は……歴史かー。やったー! オタクくんが生まれる直前から現在にいたるまで、どれだけ、あーしたちを慈悲深く見守ってくださったか学ぶ授業だーー♡ え、恥ずかしい? サボる? じゃあ、屋上で風でも浴びよっか? 昨日、今日と晴れで、清掃も行き届いているからね♡
結局オタクくんと全部授業サボっちゃったね♡ でも大丈夫! 出席しなくても、勝手に単位もらえるからね♡ もちろん、勉強したかったら、あーしが教えてあげるよ!
よし、がっこーも終わったし、どっか行こう! ゲーセン寄ってく? カラオケ? それともホテルに直行する?
え? この時期だけ店を出してる、かき氷がおいしいとこあるの!? (リサーチに引っかかっていないから、あとで諜報部隊叱責しておかなきゃ) え、違うよ! めっちゃ気になる! どんな味なのか分からないけど、美味しそうだね! あーしはかき氷だとブルーハワイめっちゃ好き!
いただきまーす。んんんー美味しい~。マンゴー味がお勧めって言ってたから頼んでみたけど、ソースなのに、丸かじりしてるみたい~不思議~。オタクくんは……って何それwww全部掛けで奇抜な現代アートみたいになってるwww
ちょっと味見しちゃおーっと。あ、この緑、抹茶じゃなくてメロンなんだー。おいしいし面白いねー。もう一口……ズキン。い、いたた……頭痛が……。え?オタクくんの あったかいお茶くれるの……ゆっくり口の中全体を温めるようにするとすぐ収まるんだ……試してみる……
あーし復活~。オタクくん、ありがとう。熱いお茶頼んだときはなんでだろーって思ってたけど、そういうことだったんだー。
ねえ、オタクくん。私のこと迷惑じゃない? 私いつも勝手に突っ走って、やりすぎてない? もしそうだったら……
そんなことない? ちょっとやりすぎなのは否めないけど、気持ちは嬉しい? ほんと! でも学校で崇拝させるのはやりすぎ……? そ、そうかな?
じゃあこれからもあなたの傍にいて良い? 私があなたの重荷になってもいい?
え、えへへ。そんな……恥ずかしいよ……♡
そうだ! 今日から前のクールで放送してたアニメの完結編が劇場版になってやってるらしいよ! 今からだと……信号をすべて青にすれば、ちょうど滑り込めるかも! いこっか!
オタクに優しいギャル Lv.MAX だらすく @darask
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
関連小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます