Column14 「させていただく」のまとめ
「させていただく」の話、いかがだったでしょうか。(前回で「『させていただく』のColumn最後」と言っておきながら、はみ出してすみません……(;'∀'))
これを読んで、少しでも「させていただく」のことをや使い方が理解できたのであれば、筆者としてとても嬉しいです。
「させていただく」が濫用されていると言われている時代ですが、この敬語が謙譲語のない言葉を補ってくれているのも確かです。
では、どうやったらこの「させていただく」を使いつつも、相手に慇懃無礼に感じさせないようにできるのでしょうか。
それについて、椎名美智氏の著書『「させていただく」の使い方 日本語と敬語のゆくえ』に三省堂国語辞典の辞書編纂者の飯間浩明氏が提示している「『させていただく』を平和に使うための、三つの使用上の注意点」が記載されていましたので、下記に引用します。
***
⑴謙譲形のある動詞は、それを使う事
⑵へりくだる必要のないところで使わないこと
⑶なるべく繰り返しをさけること
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これを守ってさえいれば、相手に違和感を感じさせないでしょうし、自分もすっきりとした気持ちで「させていただく」を使えると思います。
以上、「させていただく」のお話でした。
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