第6話 彼女?/第6.5話 貴方じゃダメなの…。
「優斗君って……。彼女がいるの?」
どうしたのだろう、そんなこの世の終わりみたいな顔をして。
「はい。幼なじみで…。ですが、この前、他の男と一緒にいるのを見てしまって…。」
俺はそう言って唯一撮った写真を見せた。
「この人、わかりますか?」
「ええ。私と同じ学年よ…。凄く女癖が悪いの。」
やっぱり…か……。どうすればいいのだろう。
「ねぇ。優斗君、私と協力して、一泡吹かせてあげようよ。」
……やっぱり先輩は、頼りになる、でも何故だろう俺はこの人と恋がしたいとは全く思わない。綺麗な黒い髪が流れていて、美人で、優しい人なのに、俺はこの人のことを好きになれない。
side―天原 雪菜
放課後のファストフード店、私は思う。
最近、毎日が面白くない。スリルが足りないと言うのだろうか。何かもっとドキドキすることがしたい。
「つまんないな…。」
「何がつまらないの?」
顔を上げると、この前相談に乗ってくれた先輩がいた。先輩と二人でいると、心がドキドキする。何か、イケナイことをしているみたいで…。
「いえ、何か最近、面白いことが起きないの
で…。」
何が足りないのか、自分でも分からない。だからこそ怖い。
「だったらさ、俺とドキドキすることしない?」
ドキドキすること?……。今の私には一番効果がある言葉だった。でも私には優斗がいる……。いや、優斗がいるからこそ、先輩といるとドキドキするのかもしれない。
「ドキドキすることって…?」
私は興味本位で聞いてみた。
「ほら、ね? 気持ちいいし、とてもドキドキすることだよ。」
……。これがどういう意味なのかくらい、私には分かる。でも、体がスリルを求めてしまう。
「わかりました。先輩が私をドキドキさせてくれるんでしょ?」
気づいたら答えを出していた。ダメだと分かっている。分かっているからこそやってみたい。
「じゃあ、行こっか。」
ダメだ…。先輩の誘惑に勝てないよ。
それから私は、先輩と先輩の家に行って、それからセックスをした。優斗ともしたことないのに、キスまでしてしまった。このドキドキ感が私を奮い立たせる。優斗となら、体験できないことだ。
「先輩……。ありがとうございました。」
「ねぇ。雪菜ちゃん。俺と付き合わない?」
ずるい……。先輩はもう私が先輩の虜になっていることを知っているのに…。
「今の彼氏とは別れて…さ。」
「はーい♡よろしくお願いします。せーんぱい!」
ごめんね? 優斗、私もう、優斗じゃ満足出来ないや。
私は優斗にメールを送った。破局の文章と、さっき先輩と撮った行為後の写真を…。
あぁ!ドキドキする!
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小説を書くのは初心者ですので、至らないことがありますが、暖かい目で見守って頂けると幸いです。
アドバイスなど、ありがとうございます!
これからも精進して参りますので、よろしくお願いしますm(_ _)m
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