第2話 帰って、それから…

あれから家に帰って、少し考えてみた。


「うーん。どうしよう。あれ絶対浮気だよな。あいつ兄弟とか居なかったよな。」


今まで16年間ずっと一緒だったが、そんな話聞いたことない。


「てことは、従兄弟かな。」


……。いや、素直に認めよう。俺は浮気された。16年間ずっと一緒だった幼なじみに浮気されたんだ。そう思うと、涙が込み上げてくる。


「クソ……。」


俺が涙で枕を濡らしていると、スマートフォンが鳴った。正直、スマホを見る気はなかったが、今はとにかく気を紛らわせたかったので通知を見た。


Hotaru:こんにちは。覚えていますか?今日、

君に助けてもらったんだけど…。


今日助けたってことは…雨宮先輩?!でも、なんで俺の連絡先を知っているのだろうか。

だが、今は先輩と話していたい気分ではない。


Yuto:先輩、こんにちは。申し訳ないのですが

気分が優れないので、後日連絡していた

だいてもよろしいでしょうか。


先輩には申し訳ないが、今は誰かと話す気分じゃない。特に女子とは。


Hotaru:ごめんね!また明日連絡するね!


やっぱり優しいな、先輩。俺もあいつとの因縁に決着をつけないとな。と思っているとまた連絡が来た。


Yukina:今日はごめんね!先に帰っちゃって。

明日は一緒に帰ろうね!


不幸にも、俺が一番話したくない相手だった。コノヤロウ。どの面下げて連絡してきやがった。どないしたろかなこのアバズレ。


Yuto:ああ。大丈夫だよ。また明日ね。


俺はどうやら、こんな状況でも、あいつが浮気をしていないと信じているようだ。我ながら滑稽だな。

今日はもう寝よう。明日のことは明日の俺に任せよう。


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短くてごめんね。初心者なのでm(_ _)m

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