第22話 プールとウォータースライダー

 お互いに日焼け止めとオイルを塗りおわると僕に残る野生が出番がきたと勘違いして元気いっぱいになっており、早川さんは「あはっ♡元気いっぱい♡」と嬉しそうに指摘してくる。


 さりげなく水着の上から触ろうとしてくる早川さんの手をつかんで阻止。かわりに目を見つめながら掴んだ早川さんの手をにぎにぎしたらうれしそうににまにまと笑いだした。


 椅子に座ってひと心地つく。


「プールで泳ぐのとウォータースライダー、どっちからいく?今ならどっちもすいてるけど?」


 言われてプールとウォータースライダーに目を向ける。やはり有名なプール、それなりに人はいるが我々が塗りあいをしている間にウォータースライダーには列ができつつある。


「まずは泳がない?ウォータースライダーはすいてきたら乗ろうよ」

「おっけ!じゃあ泳ご!」


 そういうと早川さんは立ち上がり僕の手をとってプールに向けて歩き出す。サングラスをサッと外してテーブルに置くと導かれるままに進む。


 おっと、前方にキッズ発見!そっと早川さんに視線を送り手をはなす。そして水中メガネを装着。よし、プールを楽しむ夏休みキッズの平和は守られた。


 ひと仕事終えた気分で早川さんを見ると「朔夜くんておもしろいよね」と微笑んでいて、とてもかわいい。プールサイドに着くと2人で軽く屈伸と伸脚しんきゃく、アキレス腱を伸ばすなどして手すりつきの階段を降りて水の中へ。


「つめたーい!気持ちいいね!」

「うん、プールとか久しぶりだ」

「えっ、久しぶりなの?」

「うん。1年ぶり」

「じゃあたくさん楽しまないとね!」


 早川さんはそう言うと僕の水中メガネを外して水の中で抱きついてくる。


「いやー、よくカップルが水の中でいちゃついてるの見かけたけど、これはやりたくなるわーwだって楽しいもん」


 そう言ってハグしていたのを僕の右腕だけを抱く形に変える。そのままゆっくりと2人で水の中を歩く。普段も似たようなことはされるが服ごしと水着ごしでは感触が全然違う。火照る体に水の冷たさが心地よく、新鮮な感覚に歩きながら思わず早川さんを見つめてしまう。


「ん?どうしたの?」

「いや、僕の彼女、かわいいなって思って」

「ねええ!うれしい!もっとみて、ていうか」


 そう言うと彼女はそっと周りを見回す。そして付近に誰もいないのを確認すると僕の目をじっと見つめて


「ね、キスして?」


 と言ってきた。かわいい。ちゃんと周りを見回すところが清楚でかわいい。僕は早川さんをそっと包むように腕をまわして抱き寄せると触れるようにキスをした。早川さんも腕をまわしてぎゅっと抱きしめなおしてきて唇を強く押し付けてくる。そして、積極的な早川さんにたじろいで少し開いた僕の唇に彼女の舌が入ってくる。歯茎をなぞり、僕の舌にゆっくりと絡ませてくる。初めての刺激に頭が真っ白になり何も考えられなくなる。それでも彼女の気持ちになんとかこたえようとからみついてくる彼女の舌に懸命に舌を動かす。


「んんっ、、はぁぁ」


 どれくらいったのだろうか。お互いに顔を離す。僕と早川さんの口の端を結ぶ唾液の細い線が夏の日差しできらめく。ボーッとしたまま目で追っていると唾液でできた橋はぷつりとほどけ、その向こうに顔を真っ赤にした幼稚園児くらいの男児と女児が見える。僕がハッとするのと同時、向こうもハッとしたように2人してパッと目を手で隠して見てないよという仕草をする。かわいらしい仕草に目を向けていると、それに早川さんも気がついたようで、僕と早川さんは仲良く指の隙間からそーっとこちらを伺う幼稚園児2人に手を振って水の中を歩き出す。


「見られちゃったね」

「見られちゃいましたねー」

「ま、いっか。いいよね!」

「うん、かわいいカップルだったし」

「あっそうだ、朔夜くん」


 照れながらしゃべっていた早川さんがたしなめるような口調になる。


「私のこと呼ぶときは『サキ』って呼んで?仕事の時とかはいいけど、プライベートでは名前で呼ばれたいの。それにその方がほら、わかりづらいでしょう?」

「あっ、そっか。僕だけ名前で呼んでもらってて、ごめんね。これからはちゃんと名前で呼ぶよ」

「練習、呼んでみて」

「サキ」


 赤くなる早川さん。


「もっと」

「サキ」

「連呼して」

「サキ、サキ、サキ、サ〜キ...どうしたの?顔真っ赤だよ?」


 だんだん顔を近づけていき、最後に耳元でささやくと耳まで真っ赤にするサキ。さては照れたなと思って聞いてみると僕にだけ聞こえるような小声で「思ったよりよかった」と呟く。


「ふふっ、ならよかった」

「む〜、私より歳下なのに、、泳ぐよ!」


 サキはちょっとくやしそうにそう言うとこちらを向いてにこっと笑い、元気よく泳いで離れていく。僕も水中メガネを装着して泳いで追いかける。まだまだ人はまばらで、泳ぐのに支障はない。久しぶりに泳ぐの気持ちいいな。


 まだ人が少ないからサキも僕もクロールでのびのびと泳いでいる。追いつきそうなのでちょっと平泳ぎに切り替えてみる。一度立ち上がり大きく息を吸って、少し深く潜り平泳ぎ。水中メガネで水の中がはっきり見える。お、サキも平泳ぎに切り替えたな。ちょっと下から追い抜いてみたいが息が続かない。一度大きく空気を吸って先程より深くまで沈んでサキを追い抜く。追い抜いたところでぶつからないくらい横まで行って立ち上がり空気を吸う。


 追い抜いたことにサキが気づいて近づいてくる。


「追い抜かれちゃったー、でもそこは『追いついた』ってタッチしたり抱きしめるところじゃないの?」

「けっこうちゃんと泳いでたからね。次はやってみよっかな?」


 実際にやろうとしたら泳いでる足に蹴られそうだけど。


「ところで、ねぇ!その水中メガネしたまま潜って私の体見てみて!」

「いいけど?」


 言われるがまま水に潜りサキの体を見る。よく引き締まっていて健康的なボディだ。肌も白く思わず触りたくなるようなフランクな美しさがある。サキは無防備に水の中をふよふよしている。


 一度水面にでる。


「どうだった?この間話したイメージビデオとかでよくあるプールの中の映像、生だとどんな感じ?」

「あぁー、そういうこと?もう一度見てみる」


 息を大きく吸って水に潜る。今度はサキの周りをゆっくり回るように動きながら、イメージビデオを思い浮かべて時おりお尻や足、胸に近づいてよーく見る。うん、これは楽しい。水中から戻りサキに感想を言う。


「これ、楽しいかも。最初はきれいだなってみてたけどイメージビデオを思い浮かべてみたらなんだか楽しくなった」

「うんうん。そうでしょうそうでしょう!ねぇ、次はあたしに水中メガネかして。私も朔夜の体見たい!!」

「いいよ。はい、どうぞ」


 水中メガネを外してサキに手渡すと、嬉しそうに装着して潜っていった。僕と同じように正面からゆっくり見つめたり、周りながら時おり顔を近づけてくる。これは、思っていたよりこそばゆいな。サキは何回も水面に出て息を吸いながらじっくりと見てくる。ふいに、ふとももをそっと撫でられる。ビクっとして体に力が入るも腰の前あたりにサキがいるため大きく動くわけにはいかない。ふとももの次はお尻をさわさわしてきて、続いて腹筋をなぞられる。くすぐったくて空をあおぐ。


「あっそこは、そこはダメだろ」


 ハーフパンツ型の水着ごしに股間をまさぐられてさすがに慌てて止めようと手を伸ばすも、腰に抱きつかれてしまう。「ッ」柔らかな感触に包まれ変な声が出そうになるのをグッとこらえる。身じろぎをして逃れようとすると余計に豊かな感触を受けてしまうという罠。結果、やはり耐えるしかない。申し訳程度のギブアップのジェスチャーとしてサキの肩をトントンとしたあと、手持ち無沙汰に水の中でもわかるほどすべすべした肩を撫でておいた。


 しかしよく息が続くなと思って眺めていたら、ちょうど浮き上がってきた。


「ぷはぁ!」

「サキさん、ライン超えですよ」


 サキはおいしそうに空気を吸って、水中メガネを外して渡してきながら眩しい笑顔で言う。


「いやいや朔夜さん、我々は恋人同士っすよ?しかも『付き合いたて』の『若いカップル』!私は胸に顔をうずめて周りにバレないように揉むとか、いたずらに尻をつかむとかされたかったね!いやーされたかったなー」


 そう言って顔をらし挑発的にこちらを横目で見てくる。


「ふぅん?触って欲しかったんだ?」


 言いながらそっと手を構える。ちょっと期待した顔をするサキ。あっ、ほんとに?ほんとに揉まれたかったのかぁ。しょうがないなぁ。


「しょうがないなぁ。冗談のつもりだったんだけど、ほら」


 ふにっ、ふにふに。水の中で控えめにサキの胸を揉む。


「こんなことしなくても、ちゃんとサキのこと好きだよ?」

「違うの。女にだって性欲はあるんだから。私は、朔夜のこと触りたいし、たくさん触ってほしい。私のことを求めて欲しい。痴漢やらなんやらあるわけだし、初めて触られるのは全部昨夜がいい」


 思ったより芯がある答えが返ってきてしまった。そっか、そうだよな。僕が我慢してるってことはサキも我慢してるのか。それなら。


「わかった。そんなこと言われたら我慢できないよな?サキは悪い子だなぁ?」


 先程よりも僕の欲望をだして、情熱的に揉む。そしてずっと触りたかった脇腹を撫でつけ、お尻も揉みしだく。


「ぁんっ!そう、悪い子なの。ずっとそうして欲しかったの。ね、誰も見てないよ?だから、じかで触って。ね?」


 僕の耳元に顔を寄せ囁くようにそう言うサキ。肩を寄せビキニの鎖骨より下の紐の部分に指を入れてカップに隙間をつくる。見せつけるようなしぐさ。水の中のサキの胸ははっきりと見えることはないが、その白い肌が水面にゆれる。覚悟を決めて、サキの後ろに回る。そして後ろから抱きしめて水着に手を突っ込む。水の中で重みは感じないがたぷたぷとした弾力と手に吸い付くようなきめ細やかな肌触りを堪能しながら両胸を揉む。指の腹に当たる部分が固くなってきたので、思うままに指先で弄び、ほんの少しだけ指先に力を入れ、キュッとつまんで指を引く。僕の腕に手を添えて熱い吐息を漏らしていたサキの体がビクリと跳ねる。


 僕はそのまま名残惜しむように固くしこりだした部分と柔らかな部分を堪能たんのうすると左手でサキの腰をつかみ右腕をそのまま膨らみを押し潰しながら、布がめくれることがないよう肌を伝ってゆっくりと下へ下へと這わせていく。引き締まったお腹をなで、左手で腰をさすり、可愛らしいおへそに指先をさまよわせ、ギリギリ指先が届いたサキの敏感な部分を布ごしになぞる。


 僕の頬に顔を寄せたサキの唇から切なそうな声がれる。僕はしっかりと求めていることをアピールするため、左手に力を込めサキのお尻に自らの熱くたぎる欲望を押し付ける。サキが一瞬目を見開いたのが不思議とわかる。そして力が抜けたようにこちらに体を預けてくるのをがっしりと受け止める。


 サキが微妙に腰を動かして僕の欲望を煽ってくる。ほんの少し届く指先を潜り込ませ先程までなぞっていた部分に直に触れ、さすらわせると、サキは小さく痙攣けいれんして数秒息を止め、甘い息を漏らす。そしてこちらを振り向きぐったりとした様子で僕の肩に手を置く。


 体を預けてくるサキをかかえ、僕の肩にあごが乗るように誘導してやると、甘い吐息を漏らしながらくてっと寄り添ってくる。僕は左腕に力を込めてしっかりとサキの体を抱えると、空いた右手で幸せそうなサキの頭をなでてやり、このまま押し入りたいと訴えかけてくる欲望を冷ますように、水の中をゆっくりと歩き始めた。


 〜〜〜


「2周くらいしたし、そろそろすいてきたみたいだからウォータースライダーいこっか」

「うん♡」


 あれからしばらく。意識がはっきりしてからのサキは完全に女の顔をしていて、会社でもらったビデオでいうところの事後のような状態だったのだがようやっと人前にでれるくらいに元に戻ってくれた。雰囲気はダダ甘のままでべったりくっついて離れないが、デートなので大丈夫だろう。 


 プールから上がりウォータースライダーの階段を上がる。上の方で少し並んだが、ほとんど待たずに順番がくる。ゴムボートありとなしの2種あるようだ。とりあえずゴムボートありの方に進む。水流の音に負けじと声を張り上げるお姉さんが誘導してくれる。


『はーい、ではこちらにお乗りください!彼氏さんが奥のほうに先に乗っていただいて、彼女さんが手前に、彼氏さんの足の間にお願いします!手すりをしっかり握ってくださいね!はい!オッケーです!下に降りたらそのままでいると次の方が来た時ぶつかってしまいますのですみやかに移動をしてください!では、いってらっしゃーい!』


 ドキドキして待っているとお姉さんがゴムボートを押してくれる。流水に乗ってゴムボートはだんだん勢いを増し、スピードがガンガン上がっていく!手すりを握る手に力がこもる。サキが楽しそうにキャーキャー叫ぶたびに密着度が増すが、はっきりいってそれどころではない!


 バシャーン!


 大きな飛沫しぶきをあげて下のプールにたどり着く。2人してふっとび水の中へ、すぐに立ち上がるが一瞬2人して呆然とする。お互いに呆然としてるのが面白くて笑い出し、すぐにボートを引きながら移動をはじめる。


「めっちゃ面白かったね!」

「うん、もう一回乗ろう」

「今度は生身のほうにしない?」

「いいよ」


 ボートを回収しているお兄さんに渡し、階段を登る。そして今度はゴムボートなしのスライダーへ。こちらは屈強なお兄さんが誘導してくれる。


『はい、じゃあまずお姉さんがそこに座ってもらって、お兄さんが後ろからしっかりお腹に腕を回してくださいね。お姉さんもお兄さんの腕にしっかりつかまってください!下に降りたら危ないのでなるべく早く移動してくださいね?じゃあ、いきますよ?いってらっしゃーい!』


 そう言ってお兄さんが僕の背中を押してくれる。うねるようなスライダーの中を水流にのって滑り落ちていく。スライダーの節に当たって背中や尻が少し痛い。ぐんぐん上がるスピードにサキを抱きしめる腕に力がこもる。サキは無邪気に「キャー!」と叫んでおり非常に楽しそうだ。僕も負けじと「わー!」と声をあげてみる。サキがこちらを見上げて嬉しそうにしている。それを見て、なんだか僕も嬉しくなる。


 バシャーン!


 あっという間に下までたどり着く。今度はゴムボートがないのでそのまま水の中にダイブだ。ちょっと痛いけどやっぱり楽しい。


 このあと、すいているのをいいことに交互に2回ずつウォータースライダーを楽しんだ。


 〜〜〜


「いやー、堪能したね〜」

「おなかすいた」

「そうだね、なんか食べよっか!」


 ここだ!ここでカッコつけるしかない!


「よし、プール代おごってもらったし、ここは僕がもとう!」

「えっ、、じゃぁ甘えちゃおっかな?」


 よし!ふふ、実は初任給が入ったのだ。といっても7月の分だから短期のアルバイトくらいの額だけど。


「何にする?」

「僕はカレーにしようかな」

「じゃああたしもカレーにする!」

「他には?」

「じゃあ、唐揚げ!2人で食べよ」

「オッケー、すみませーん」


 売店でカレーと唐揚げ、それと飲み物を購入して荷物を置いていたテーブルへ。


「いただきまーす!」

「いただきます」

「んっ、カレーおいしい!」

「ほんと、おいしいね」


 具材が大きめに切られたカレーはお肉は少ないが野菜がたくさん入っており、なかなかいける。おや?


「あっ唐揚げのお箸一膳いちぜんしかないね、もらってくるよ」

「まってまって!一膳でいいの!」


 唐揚げを食べるサキを見て立ちあがろうとすると慌てたように止められる。すると、サキが唐揚げを箸でつまみこちらに差し出してくる。


「はい、あ〜ん」

「はむっ、、おいしい。なるほどぉ」

「ねっ」


 これがはい、あーんか。いいものだな。それにしてもなるほどなぁ。売店の前でカップルが2人で食べようって言ってればそれは一膳でOKだよな。カップルだもんな。


「うふふ、朔夜君うれしそ〜」

「いやこれ、いいよ。ほら、あ〜ん」

「あ〜ん、はむっ」


 もぐもぐと幸せを噛み締めているとサキがからかってくるのでこちらからもあーんしてみる。

 サキはとても楽しそうだ。


「うん!いいねこれ!2割増しでおいしいかも!」



 それから時おり食べさせ合いながらカレーと唐揚げを食べきりしばし食休みすると、サキの持ってきた浮き輪をふくらませて流れるプールでゆったり水に流されたり、アイスクリームを食べたりとまったり過ごした。


 そして夕方、着替えてプールを後にする。出入り口でサキと合流してバスを待つ。


「今日は楽しかったね!」

「うん、楽しかった」

「またこようね!あっでも海とか山も行きたいなぁ」

「それも楽しそうだね。海はともかく、山なら自信あるぞ」

「山に自信ってなにさw」

「いや、キャンプとか。父が好きでさ、ひと通りできるよ」

「ええ〜すごいじゃん!」


 褒められてちょっと誇らしい。1人だとゲームしかしないけど、2人でなら旅行とかも楽しいかもしれない。


「朔夜君はさ、夏休みの宿題とか終わってるの?」

「えっ、まぁ一応ほぼ終わってるかな。めてはいないよ」

「そっか、ならさ」


 むこうの角から帰りのバスがやってくるのが見える。


「もしよかったら、このあとうちこない?」

「えっ」


 えっ

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