第六章 いやいや、それはないでしょう。

キーボード叩く誰かさんの気持ちと、皆さんは同じでしょう。


単なるイケメンで、元カレなら良いの?

オジサンは許しません!


(誰かさんの声が聞こえた(笑))


めんどくさいエピソードや、胸キュンのセリフがなくちゃあ・・・ね。


でも、こいつ。

単なるイケメンでした。


気の利いたセリフ、なし。

胸キュンの言葉は?


でも。

ずっと、私を思い続けてくれていたのです。


五年前、別れてからも。


その証拠は。

しおれたシオリを挟んだ文庫本。


何回も読み返した(私はそう、思いました)表紙のほつれ。

借りたままの本を返すという、口実。


胸キュン、です。


許してください。

皆様。


私は平凡な。

平凡なアラサ―女です。


どうか。

許してください。










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