第七章 あぁ、神様
心地良い音色が、私をいざなう。
リンゴンと、鐘のベルが鳴っている。
白いタキシードの彼の腕をとり、私はヴァージンロードを後にする。
はにかむ、お父ちゃんの笑顔を見つめながら。
幸せな風景。
白く、ぼやけるシーン。
ねえ・・・。
私が尋ねます。
なに・・・?
アイツが聞きます。
愛してる・・・?
フッと、アイツが微笑みます。
それが、答えだと。
私は腕をギュッと、しましした。
これで、物語はおしまい。
では、お休みなさい。
良い、夢を。
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