第四章 アンタ、誰・・・?

「久しぶりっ・・・」


手を振る男は超、イケメン。


私の想像以上に、ヤツは格好いい。

別に構えているわけではないのに。


私の胸はキュンと、した。

何だか、超、悔しい。


だけど。

さり気に右手で肩を抱く仕草は期待通りで。


私は、再び。

胸キュンだった。


チャライ恋人を振る展開を期待する人達には申し訳ないけど。

今の温もりが、超、嬉しい。


だって。

初恋の男だもん、こいつ。


キスも嬉しかったけど。

ハグが、涙出るほど、アイツの腕の中で、凄く・・・。


私。

いいや・・・。


どうなっても。


今は、そう・・・。

この温もりに抱かれていたい。


みんな、ありがとう。

心配してくれて。


じゃあ、おやすみなさい。


いい、夢、みてね?

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