第三章 何をいまさら?(それでも、好き)
アイツの笑顔は反則だ。
何も、さからえなくなる。
十年前と同じ手の温もりが、私の左肩に伝わる。
振りほどけない情けなさに涙がこぼれ、同時にその右手を握りしめる私を知った。
愛している。
そんなフレーズが頭をよぎる。
浸るには、少し、歳を過ごしすぎた。
そんな事はない。
キーボードを叩く人の想いは伝わらない。
私は、どうするのだろう。
私の、微かに残った青春の灯は。
人は皆、詩人になる。
酒に酔えば、特に。
私の幸せは。
私の恋は。
ガンバレ、私。
きっと、素敵なハッピーエンドが。
君を待っているよ。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます