Rebirth

 どれだけ冷たい空の下にいても、地面ばかり見つめている必要はない。


 大切なことを思い出して、まっすぐ前を向いて歩いていこう。


 過ぎ去ってしまった時間は、どこか遠くに置いていけばいい。


 意味もなく抱えていても、重たいだけで何も与えてくれはしないだろう。


 未来に向けて歩きだせたなら、きっと大事なものを手に入れられる。


 忘れてしまっていた夢や、失くしてしまっていた目標を。


 僕が歩いていく先には、いったい何が待ち受けているのだろう。


 希望なのかそれとも絶望か、神様でもないかぎりわからない。


 確かなことはひとつだけ、立ち止まっていては何も変わらないということ。


 痛みも苦しみも悲しみも、このまま胸の中に抱えていこう。


 そのどれもが、僕にとってかけがえのない宝物。

 

 癒えることのない孤独の寂しさが、僕は「僕」なんだと教えてくれる。


 同じ空の下でも、きっと景色は変わるから――。

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Solitude 桜瀬悠生 @mogurikumaru

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